妹が彼女の娘と共に、広島に里帰りしている。
先週やってきて、あと1週間ぐらいして、東京に帰るらしい。
今回の里帰りの目的は、彼女の幼馴染が最近出産をしたので、そのお祝いと、Babyの顔を見るためでもあった。
妹の娘(ほのちゃん)は今1歳9ヶ月で、言葉をスポンジのごとく何でも吸収しているらしい。
こないだ電話で母と話ししていても、BGMがほのちゃんの覚えたてであろう言葉であった。
妹曰く、「こないだは小島よしおでオッパッピーっていいよると思ったら、今度は志村けんになっとるよ。」と。
ほのちゃん、ギャグを真似るのはいいけど、どうして時代がさかのぼるのだ?
さて、私の妹、結婚してもずっと子供が出来なかった。
私は欲しくなくて作らなかったので、彼女のように、欲しくても出来ないというのは、姉の私から見ても、とっても可哀想でしょうがなかった。
実は、私はあることに、とても責任を感じていた。
彼女は2000年に結婚した。
彼女の結婚式のために、私もハニバニも、喜んで帰国した。
お祝いを渡す際、私は一枚のウェディングカードを彼女と義弟に送った。
そのカードに書かれた祝いの言葉を、今でもはっきりと覚えている。
『 May your Honeymoon never end.(このハネムーンが終わりませんように) 』
簡単に言うと、この甘い時間が長く続きますように、ということだ。
このどこが悪いのか?
実は、彼女たちはハネムーンから帰っても、また海外旅行にでかける、帰ってくる、落ち着くとまた海外旅行に出かける、を繰り返していたのである。
本人たちは「え?そんなに行ってないよ?」と言うかもしれないが、傍から見ると、「はい、そんなに行ってました。」と断言できるだろう。
これには父も、「あの二人、よくあんなに遊ぶお金も時間もあるよの。貯金はせんでも大丈夫なんじゃろうか。」と不思議がっていたのだ。
あのあたりから、私は胸がドキドキしていた。
別にワクワクするドキドキではなく、何かこう、悪い予感がして、それが的中してしまうんじゃないかというようなドキドキ。
私がハネムーンが終わりませんように、とおまじないもどきをかけた故に、彼らがあんなふうになってしまって(って私は魔女か?)、子供に恵まれないかもしれない...。
私は、なんともいえない気持ちになり、彼女たちが結婚3年目に差し掛かったあたりから、
「神様、彼女たちがハネムーンを一時停止して、子供が授かりますように。間違っても私が妊娠しませんように。」
と寝る前に言ってから寝ることがあった。
さすがに「都合のいいときだけの神頼み」は、成功するまで時間を要したが、彼女は2005年に御懐妊し、翌年の5月に無事ほのちゃんを産んだのだ。
「サンキュー、ジーザス。」と、即席クリスチャンは思ったね。
やっと、あのハネムーンの呪縛がとけたのだ。
思い出して、思わず空をぼんやりと眺めたりして。
なんだか

初夏、みたいな空でした。
先週やってきて、あと1週間ぐらいして、東京に帰るらしい。
今回の里帰りの目的は、彼女の幼馴染が最近出産をしたので、そのお祝いと、Babyの顔を見るためでもあった。
妹の娘(ほのちゃん)は今1歳9ヶ月で、言葉をスポンジのごとく何でも吸収しているらしい。
こないだ電話で母と話ししていても、BGMがほのちゃんの覚えたてであろう言葉であった。
妹曰く、「こないだは小島よしおでオッパッピーっていいよると思ったら、今度は志村けんになっとるよ。」と。
ほのちゃん、ギャグを真似るのはいいけど、どうして時代がさかのぼるのだ?
さて、私の妹、結婚してもずっと子供が出来なかった。
私は欲しくなくて作らなかったので、彼女のように、欲しくても出来ないというのは、姉の私から見ても、とっても可哀想でしょうがなかった。
実は、私はあることに、とても責任を感じていた。
彼女は2000年に結婚した。
彼女の結婚式のために、私もハニバニも、喜んで帰国した。
お祝いを渡す際、私は一枚のウェディングカードを彼女と義弟に送った。
そのカードに書かれた祝いの言葉を、今でもはっきりと覚えている。
『 May your Honeymoon never end.(このハネムーンが終わりませんように) 』
簡単に言うと、この甘い時間が長く続きますように、ということだ。
このどこが悪いのか?
実は、彼女たちはハネムーンから帰っても、また海外旅行にでかける、帰ってくる、落ち着くとまた海外旅行に出かける、を繰り返していたのである。
本人たちは「え?そんなに行ってないよ?」と言うかもしれないが、傍から見ると、「はい、そんなに行ってました。」と断言できるだろう。
これには父も、「あの二人、よくあんなに遊ぶお金も時間もあるよの。貯金はせんでも大丈夫なんじゃろうか。」と不思議がっていたのだ。
あのあたりから、私は胸がドキドキしていた。
別にワクワクするドキドキではなく、何かこう、悪い予感がして、それが的中してしまうんじゃないかというようなドキドキ。
私がハネムーンが終わりませんように、とおまじないもどきをかけた故に、彼らがあんなふうになってしまって(って私は魔女か?)、子供に恵まれないかもしれない...。
私は、なんともいえない気持ちになり、彼女たちが結婚3年目に差し掛かったあたりから、
「神様、彼女たちがハネムーンを一時停止して、子供が授かりますように。間違っても私が妊娠しませんように。」
と寝る前に言ってから寝ることがあった。
さすがに「都合のいいときだけの神頼み」は、成功するまで時間を要したが、彼女は2005年に御懐妊し、翌年の5月に無事ほのちゃんを産んだのだ。
「サンキュー、ジーザス。」と、即席クリスチャンは思ったね。
やっと、あのハネムーンの呪縛がとけたのだ。
思い出して、思わず空をぼんやりと眺めたりして。

なんだか

初夏、みたいな空でした。
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