10月31日に蕾のビワを掲載しましたが、牛久自然観察の森では、11月中旬になって咲いてきました。初冬の頃咲く花は写真のように地味ですが、梅雨の頃実る黄色のビワの実はとても美味しいですね。ビワは以前にも書きましたが、バラ科、ビワ属の常緑高木です。花もなんとなく野イチゴのような花で、バラ科の花特有の形をしています。写真は11月15日に撮影しました。
小春日和に誘われて、久しぶりに牛久自然観察の森を訪れました。初冬に入ると花が少なくなりますが、実の付く植物は今が盛りです。カラタチバナも木陰で派手な赤い実をつけていました。花は夏に白い5弁の花を咲かせます。この花の形がタチバナに似ていることから和名になったようです。学名は「Ardisia crispa」、ヤブコウジ科、ヤブコウジ属の常緑小低木です。ヤブコウジより丈が高く、マンリョウより低くて実の付が少ないことから、通称「百両」ともいわれるようです。ちなみに小さなヤブコウジは「十両」だとか。冬の花が少ない時期に、緑の葉に赤い実が綺麗についていますので、最近は鉢植えのカラタチバナもよく見かけるようになりました。