見事な紅色をした寒の頃に咲く椿です。直径は4-5cm程度ですが、八重咲きで見事です。つくば植物園もこの時期氷点下に下がることもあるようですが、その寒さの中で美しい花を咲かせて楽しませてくれます。説明によれば、栽培品種で、「Camellia×hiemalis」と記されていました。写真は1月10日に撮影しました。
一年で一番寒時期に入りましたが、植物園では、春の息吹きが聞こえてきます。その一つが、寒に咲く梅「八重寒紅」です。1月初めころから蕾が膨らみ、すでに一部が咲き始めました。昨年のこの時期にも紹介しましたが、中国原産の梅「Prunus mume 'Yae-kankō'(ウメ ’八重寒紅’)」です。蕾は紅色が濃いですが、開花するとやや薄くなります。写真は1月10日に撮影しました。
つくば洋蘭会の会員の方の出展で、すっきりした形状をしているランですが、存在感のあるとても印象深い花でした。銘板によれば、カトレヤ系交配種で、「Sc.Lilly Millard ’Winter Queen’(ソフロカトレヤ リリーミラー ’ウインタークイーン ’)」と記されていました。
純白で襞のある大型の花びらに鮮やかな紅紫色の唇弁が特徴です。水戸市植物公園蘭科協会の出展で、銘板には「Sc.Carrot Girl」と記されていました。名前の通り、なんとなく純真な少女の美しさを感ずるから不思議です。