今年はやはり桜が咲くのが早いです。近所の大学の構内には多くの種類の桜がありますが、もう相当多くの種類の桜が咲いていました。その中の一つが写真の「大寒桜(オオカンザクラ)」です。昨年も3月23日頃に撮影して掲載しましたが、今年はさらに数日早いですね。ソメイヨシノより早く咲き、色もやや紅色が強いように思います。満開になると近くの歩道を歩いても良い香りを楽しめます。説明板によれば、樹形は傘状で、花の色は紅色の一重咲きで、埼玉県川口市安行で発見されたものであると記述されていました。和名の通り、寒桜(カンザクラ)の一種で、それより花が大きいそうです。学名は「Prunus ×kanzakura Makino cv. Oh-kanzakura」です。今年は3月20日に撮影しました。
春一番に咲く樹木の花の中でもとりわけ小さい花をひとつ紹介します。写真のような淡黄緑色をした5ミリ程度の小さな花です。近所の大学に隣接する遊歩道で見つけました。説明板によれば、クスノキ科、クロモジ属の落葉低木で、学名は「Lindera triloba Blume」と記されていました。本州中部地域以西から九州・四国、朝鮮半島辺りに分布するようです。写真は3月20日に撮影しました。
今年もこの独特の花が枝いっぱいに咲いています。春一番に咲く樹木の花の一つです。直径1.5cmくらいの小さなおもちゃの簪(かんざし)を思わせる様な形状をして、ほんのり甘い香りがします。説明板によれば、中国・朝鮮半島辺りが原産で「Cornus officinalis」、ミズキ科の落葉樹です。果実は強壮効果があり、薬用としても使われるようです。写真はつくば植物園で3月15日に撮影しました。
つくば植物園の各種椿を集めた花壇で咲き始めました。比較的小輪の一重の花で、恥じらいを持ったように咲く花弁はやや黒みを帯びているように見えます。茶室に合いそうな花です。説明板によれば、ツバキの園芸種で、「Camellia japonica 'Kurowabisuke'」と記されていました。写真は3月15日に撮影しました。