世界らん展2010の特別展示コーナーで見かけました。ガラス越しに展示されていたために、写真の鮮明度がやや落ちてしまったのが残念です。「レブンアツモリソウ(礼文敦盛草)」は、礼文島固有のラン科の植物で、絶滅の恐れのある国内希少野生植物種として政令で指定(絶滅危惧IB類)された貴重な植物であると説明されていました。嘗て初夏に北海道を旅した際、礼文島の自生地で見かけたことがあります。自生地では、一時期盗掘などがあって、激減したようですが、北海道の天然記念物に指定するなどして、地元の方々が懸命に保存されています。
世界らん展で見かけた長生蘭の一つです。薄い桜色の花が何ともいえず可愛らしく見えます。銘板によれば、「Den.moniliforme 'Fujimaru'」(デンドロビウム・モニリフォルメ(長生蘭)’富士丸’)と記されていました。長生蘭は古来、雅な人たちによって愛でられたと言われています。