つくば植物園で「変化朝顔展」と言う展示が行われていました。初めて入って観るとこれも朝顔なのか?と思わせるような珍しい花が展示されていました。研究員の方の説明を聞くと、変異によってできる花が多く、親木を育ててその中から1/16とか1/32またはそれ以下の確率で変異が起きるものだそうで、気が遠くなるような手間をかけて咲かせた花のようです。花弁が細く分かれているものを「采咲」と呼ぶようで、和名の付け方も大変変わっています。その概要は「葉の色、葉の模様、葉の形、花の色、花の模様、花の形」を感じで表現したもので、これを聞かないうちは全く理解できませんでした。写真の花は、「青水晶斑入弱渦柳葉淡桃爪覆輪采咲」と言う和名が付けられていました。花だけを見てはいけないんですね。写真は9月16日に撮影しました。
つくば植物園で見かけました。とても香りの良い花です。夕方から夜にかけて香りを出すそうです。説明によれば、インド~マレーシア地域原産で、「Hedychium coronarium var. chrysoleucum」、ショウガ科の多年草です。最近は園芸用に白い花などの「ジンジャー」が販売されています。花から抽出した液は香水の原料にされているそうですから、香りが良いのも理解できます。葉や茎も花後に刈り取ってしばらく部屋等におくと消臭効果があるようです。写真は9月16日に撮影しました。
9月13日の中秋の満月の夜にとても香りの良い月下美人が咲きました。今年は7月頃から逐次咲いてもう10輪近くが咲きました。満月が空高く輝く頃(夜10時頃)にこの花も満開を迎えます。とても花が咲いている時間は短く、翌朝には萎んでいます。それだけにひときわ愛おしい花です。
9月13日の夜は美しい中秋の満月でした。部屋の中から見る月は、いつの世も変わりなく遠くに住む家族を思い、友を懐かしむには相応しいのかもしれません。今年はタイミング良くこの夜に合わせて月下美人が咲きました。