外花被は白色で外縁に赤紫色の模様があり、垂れています。内花被にも赤紫色の模様があって上にチョンと伸びています。全体のバランスが良くて美しく可愛い花に見えます。弁天様のお名前を付けたのがわかるような気がします。
写真のように白い花弁(外花被)が横に広がるように咲いく特徴があるように思います。江戸系・伊勢系と肥後系は江戸時代に作出された花菖蒲の三大系列でそれぞれ幕藩によって保護されていたため、明治まではあまり市民が見ることはなかったと言われています。
ノハナショウブより青色が濃く、外花被の幅が広くなっています。落ち着いた青紫色のアヤメに似ています。アヤメは、ご承知のとおり、陸に育ち花にはあやめ模様があり、5月ころ咲きますが、花菖蒲は、湿地で6月ころ咲きます。外花被の付け根に黄色い模様があるのも特徴の一つです。カキツバタは?・・池の中で生育しますので違いがわかると思います。