前掲のシャラは本州~九州にかけて自生していますが、このヒメシャラはやや耐寒性が低いため、関東以西の本州~九州の太平洋側の山地に自生します。花の形や色はシャラそっくりですが、花の大きさは約2cm程度で小さいのが特徴です。花が可憐で美しいことから庭植えにも使われています。
霞ヶ浦総合公園を散歩していると、緑の葉に映えるツバキに似た白い花を見つけました。学名は「Stewarita psedocamellia」で、日本が原産のツバキ科の落葉性の高木です。花の大きさは直径が約5-6cmありました。夏椿としてよく知られており、公園などで植栽されています。別名はシャラノキ(沙羅木)です。清楚で涼し気な花は短命で、朝咲いて翌日には散るため、この樹の下には多くの花が落ちています。