つくば実験植物園の絶滅危惧植物展示温室で見かけた珍しい花です。説明によれば、小笠原諸島の固有種で、日当たりの良い乾燥地に自生する樹高1~2mの常緑低木です。本州に自生するシャシャンボに比較するとこちらのほうが花が大きいとのこと。絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定して保護され、父島では個体数が回復していると記されていました。白い釣鐘状の花が枝の先に集まって咲く可愛い花です。
つくば実験植物園で梅雨のこの時期に白いもやっとしたような花を咲かせています。小さな花が集まってブラシ状に咲いています。芳香があり、エッセンシャルオイルを抽出する樹として知られています。関東以西の本州、四国、九州・沖縄などに分布しています。説明によれば、オーストラリア北東部原産のフトモモ科の常緑樹で、鎮静・防腐の薬効があるということです。写真は6月18日に撮影しました。
つくば実験植物園でもう花が終わろうとしていました。黄金色がとても美しい花です。説明によれば、オトギリソウ科の半常緑低木で、中国から渡来し、、黄色い花が美しく、別名を「美女柳」とも言われ、葉が柳に似ていることが名前の由来のようです。中国の故事に未央宮殿にあったこの樹の葉を楊貴妃の眉に喩えて詠った漢詩の一節があり、この花の名前の由来になったと記述されている図鑑もありました。同じオトギリソウ科に似た花でキンンシバイもあります。
通称はヤグルマソウですが、すでに何回かつくば実験植物園の花を紹介した際にご説明したとおり、ヤグルマソウという植物が存在するため、つくば植物園では写真の花は、ヤグルマギクとして紹介されています。濃い青色の花がとても涼し気で好きです。
車で道路を走るとタチアオイが目立つ時期です。今年は、梅雨入りしてすぐ雨が少なかったためか、花がとても綺麗なように感じます。最近は品種も多く、鮮やかなピンク色の花や紅色の八重咲きの花も見るようになりました。この花はしたの方から順次上に咲いてきますが、梅雨が終わる頃には、咲き終わると言われています。もうすでに花は頂点に近くなっていましたので、今年は梅雨の終わりが早いかもしれませんね。