鼎子堂(Teishi-Do)

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家政『夫』のドラマ

2020-09-04 23:58:53 | TV・ドラマ

9月になっても、体温越え。

午前8時、既に、30度を超えていたので、エアコンの除湿を1時間くらいタイマーセットして、二度寝後、目覚めたら、午前11時を過ぎていた。

午後から、遠雷と僅かな雨。

夜は、9月の満月で、先月より、月が、小さく見える?ような???

 

所謂、『家政(家事)』を代行するサービスを、テレビ・ドラマ化したもののはしりが、故・市原悦子さん主演の『家政婦は見た!』。

そのパロディというか、派生というか、亜流というか・・・『家政婦のミタさん』。

そして、その延長上に、『家政夫のミタゾノ』と続き、更に、変化したものが、数日前に最終回を迎えた『わたしの家政夫ナギサさん』。

ひとつの路線を確立した『家政夫』もの。

 

・・・たぶん、昭和の時代では、あり得ない・・・男性が、家政をサービスするというパターン。

看護、保育など、女性専用の分野だと思われた看護婦・保母は、看護師・保育士に名称を変え、スチュワーデスは、キャビンアテンダントに変わり、男性もいる。

その変遷に、一般家庭の家事を代行する『家政夫』なる職業が、浸透してきた・・・ってことでいいんだろうか???

 

名称は、違えども、『便利屋』さんなるものは、昭和の時代から存在した・・・拙宅でも、一度お願いしたことがあった。

飼い猫が、自宅の7~8メートル?近くはある樹木にのぼり、降りられなくなったので、レスキューを頼んだのだった。

こういう依頼をしていいのか悪いのか・・・よくわからなかったけれど、猫が、樹上に上り、既に6時間が経過。

鳴くばかりで、降りてこられない。

地上から、

『ガンバって降りておいで。』

と声をかけるくらいしか思いつかなかったが・・・。見知らぬ『便利屋さん』の姿をみて、怖かったのか、既に、空腹で、限界に達したのか、意を決したように、猫は、ダダダっと木から下りて来た。

結局のところ、便利屋さんは、何をするのでもなく・・・大変、申し訳ないことをした・・・。

こういう依頼に、女性では、たぶん・・・対応できないだろう。

 

こと、家政に関しては、掃除、家屋の管理などは、女性の手にはあまることが、多い。

料理、洗濯、普通の掃除は、こなせても、天井だとか、屋根、浴室・・・などは、女性よりも、男性の方が、要領よくこなせることだろう。

家事代行サービスといっても、仕事の依頼によっては、女性の方が、よい場合もあるし、男性の方が良い場合もあって、ケースバイケースなんだろうと思う。

家事は、女の仕事、主婦の仕事・・・と決めつけられいた枠が、ハズされたのか・・・違うのか・・・。

 

ちょっとみたところ、浴室清掃8800円~、水回り清掃13200円~と、家事代行は、家庭運営に金銭的に余裕のあるお宅でしか、お願いできないような金額で、他人の・・・プライベートな空間に入り込むストレス、仕事のクオリティなどを考えると、妥当なのかもしれない。

その労働に、金銭的な価値を生む・・・と判断し、企業したのだろう。

そして、そいういう需要があるから、ドラマとしても成り立っていくのかもしれない。

『家政』とは、鎌倉時代の『家令』から、始まり、その家の財産管理、家屋の管理など、執事的な役割の一種の役職だったようで、今のように、『お手伝いさん』的な要素は、なかったようだ。

いつの間にか、『女中さん』的ポジションになったけれど、ちゃんとした金銭を生む価値のある労働として、認められてきたのかもしれない。

・・・其れ程、家事労働は、大変だということなのかもしれない。

 

 


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