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『口入屋 兇次 第二、三巻/岡田屋鉄蔵:著』

2016-05-11 04:00:04 | 本・読書



先月、先々月とふた月連続で、お題の『口入屋 兇次』のコミック本が発売になった。
1年半くらい前に、1巻が出て、拙ブログで、レビューもどきを書いた。

前作の江戸のハロワの所長さんである兇次を始め、右腕の双葉、三筋、零次郎、四狼坊、律たちの他に、町医者のオカマの零次郎と以上に妖しさ倍増?全身刺青の尼僧・お七(七宝院)を加え、お江戸の町のハロー・ワーク絡みの仕置き人達は、縦横無尽に走り回る。

もっと読みたいのになぁ・・・。

レギュラー・メンバーの来歴が、ほとんど描かれていないのは、残念。

彼らの過去だけでも、もう7,8冊くらいは、書けそうな気がするのに、第3巻で終了とは・・・。

出版社の都合や、人気の度合いなどもあるのだろう。

岡田屋さんの画力、物語の構成力は、群を抜くものがあるのに、理解されないのかもしれない。

どこかのテレビ局で、ドラマ化したらいいのになぁ・・・と、常々思うけれど。


仕事を求めるひとと人材を求めるひとをつなぐ口入屋。

仕事を求める人には、そのひとの才能を見出し、その才能を開花させる職場を提供する・・・現代のオザナリのハロー・ワークには、ないものだろう(漫画だしな・・・)。

私も、去年の年初までは、月に2回、都合1年3カ月の間、通わせていただき、お世話になったハロー・ワークだけれど、相談員は、ほぼパート。

事務員は、時給800円前後の期限付きのパートタイマー。

相談員の報酬がどれくらいかは、わからないけれど、失業者相手に、職業の紹介、相談、履歴書・経歴書の書き方、或いは、職業訓練の手続き・・・などなど・・・をこなす窓口と雇用保険の受給手続きなどを行うバックオフィス業務。
求人募集の企業の担当との労働相談(←こちらは、労働局の担当かな?)など、役割は分担されているけれど。

毎日、毎日・・・失業者のお相手だ。

そりゃ気分も滅入る事だろうし(実際、ハロワ「職業安定所」の雰囲気は、何度、おとずれても、慣れることが無い・・・沈んだ空気に満ち溢れているような気がする)。

どこかに、兇次たちのような口入屋さんが、いないだろうか・・・と、切に願うこの頃・・・。





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