爽やかな残暑的秋晴れ。
金木犀開花???朝、窓を開けたら、ふと微かにあの秋の芳香。
今年は、9月に開花を確認していなかったので(拙宅近辺)。
9月28日が今年の咲き始め?なのかも???
1週間前(9月22日)。
福島県と茨城県の境にある茨城県天心記念五浦美術館へ。
入場チケットをいただいたので、相方に運転をお願いし、高速道路を乗り継いで、太平洋の港町へ。
開館25周年記念展Ⅱ 並河靖之の優雅な技*世界を魅了した明治の京都七宝(9月25日迄)
本当に美しい作品。
精緻で、繊細で、日本の色。
日本画の昆虫(蝶の意匠)、藤、秋草など、日本画の定番の画題を花瓶、シガレットケース、皿などに写し、焼成するその技法。
残暑の残る台風接近中の美術を求めての小さな旅。
美術館内のカフェで、ランチ。
そのあと、五浦海岸。
国立大学法人 茨城大学五浦美術文化研究所へ。
東日本大震災で、土台を残し流された六角堂(再建)、明治の美術界に大きな影響を与えた評論家・思想家の岡倉天心の住居などを見学。
古民家大好き相方は、岡倉天心居住地跡を丹念に探索。
こんなに波の音が、始終聞こえていたら、住んでいられない・・・と私自身はそう思う。
波の音が怖い・・・。
六角堂見学のあと、駐車場に至る道筋に、岡倉天心の墓所、天心の娘・高麗子の墓所に寄ってみました。
墓石はなく、こんもりと伏せたお椀のような盛り土が苔むしていて、お彼岸中ということもあるのでしょうか、新しい供花も。
往復路ともに、北関東自動車道⇒常磐自動車道⇒国道6号線というルート。
常磐自動車道、国道6号線は、太平洋沿岸を走行するルート。
台風接近中で、水平線と空の色の区別ができなくて、
「太平洋沿岸なのに海見えないのかな?」
と相方に尋ねると
「え~~~???ずっと前から、海が見えているよ。」
と言われても、よくわからず。
サービスエリアからの展望で、ようやく海だとわかった・・・というお間抜けさ・・・(目も悪くなっているのかも・・・です)。
海を見たのも久しぶり(居住地が、日本で6県?しかない海なし県なんでさ、海ってちょっと遠い存在なんだよね~~~)。