鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

風雷の街

2024-05-02 23:42:02 | 雷都日記

昨日の雨天から一転、朝から爽やかな五月晴。

初夏。

 

旧居住地へ。

やはり、長年住み慣れた街だなぁ・・・と思う。 勝手知ったる・・・的な。

転居先には、なかなか馴染まない。 

・・・私は、なかなか馴染めない気質で、学校にも会社にも、長年居ても、一切馴染めなかったな・・・。

それでも、旧居住地は、生まれた場所だし、空気感も違う。 

田舎者が、街中に住むのが間違っていたのだろうし、かといって、旧居宅では、不仲の姉弟が一緒に居ても、気の休まる暇もなし・・・なので、ここに居住を決めたからには、なんとか馴染みたいところだけれど、如何せん、生活音に悩まされる。

県道を走る車の音、近隣の車のドアの開け閉め、施錠音、自宅前の通過音、(古い住宅地で、ご老人が多いせいか、毎朝毎晩の)軋んだ雨戸の開け閉め、前の御宅の深夜の給湯器の音・・・。

 

そして何より、風の音。

雷都が、こんなに風の強い土地だとは思わなかった。

日光連山???から吹き降ろされる風なのか、別の要因なのか・・・。

・・・冬でも、鳴り続けるお隣の風鈴の音(季節ものだし、冬の間は仕舞って欲しいが・・・)。

 

こういう騒音が、旧居住地に居た頃は、殆ど無かった。

風は、むしろ、雑木林の葉擦れの音が心地よかったんだけれど・・・。

 

でも・・・住めば都、慣れれば都・・・???

 

 


皐月初日(2024)/新緑の日光へ・・・/小杉放菴記念・日光美術館

2024-05-01 23:51:50 | 藝術

どんよりとした曇り空から、午後になって土砂降り・・・の5月のスタート。

 

新緑の日光へ・・・。

雷都へ転居して、日光が近くなった。

1時間掛からず。

ゴールデン・ウィークの平日で、御天気下り坂にも関わらず・・・そして昼前には、本降りの雨の中・・・。

日光は、観光客で賑わっていた。

ここ2,3年・・・ゴールデン・ウィークと言えども、例の流行病の影響で、閑散としていた観光地に人が戻ってきた・・・ってコトでいいのかな???

 

まだ雨の降りだす前に、市内(・・・といっても、日光の中心部ではなくて、市町村合併前は、こちらもひとつの市だったのだけれど)の酒蔵で、贈答用のお酒を調達後、東照宮の前の『小杉放菴記念日光美術館』へ。

造形作家のはしもとみお展開催中。

まさに・・・大きなものから、小さなものまで・・・。

木彫りの彫像、小さなチェスの駒から、時計、スプーン迄・・・。

可愛い犬、猫、うさぎ、リスをはじめ、馬、羊、ツバメ、熊、猿・・・何種類・・・何百体いるのだろう・・・。

ひとつひとつが、いとおしい・・・リアルな造形。

手で触れられるものもあり・・・。

あの細身の若い女性が、こんなものを掘り出すのか・・・と思える。

観ていて楽しい企画展だった。

 

美術館の前(東照宮裏)は、数軒のレストランがあって、ランチまじかの時間帯の渋滞。

今日は、何処も予約していなくて(平日だし、天気も悪いし、空いているだろうと思っていたので)、想定外の混雑だったので、東照宮の少し先の金谷ホテルベーカリーカテッジイン・レストラン&ベーカリーへ。

このレストランのお隣は、金谷ホテル歴史館になっていて、明治期の外国人観光客のホテルの先駆けとなった武家屋敷(侍屋敷)が現存し、見学ができる。数年前、このお屋敷は、見学したので、今日はランチ。

ハンバーグ、シチューパン、グラタン、サンドイッチ、カレーなど、手軽に食べられるのホテル洋食メニュー。

モーニング・メニューは、定番のオムレツ&トースト、フレンチトースト、カフェメニューには、ケーキやアップルパイなども充実。

 

相方は、オムレツ&鱒のフライの乗ったカレー丼、私は、ビーフシチューのランチを注文。

流石に観光地のホテル価格だけれど、やはり美味しかった。

奥日光・中禅寺湖畔に、やはり金谷ホテルの百年カレーが楽しめるコーヒーハウス・ユーコンがある(こちらは、カレーが、3000円近いお値段)。

母の亡くなった年だから、もう3年も経つけれど、そのとき、ここで食べたカレーも美味しかった。

 

ランチを食べている途中で、本降りの雨になった。

中禅寺湖迄、行く予定だったけれど、今日は、このまま雷都へ帰還。

山から下りてくる?雨雲で、帰路は、土砂降り。

午前中は、17度有った気温が、13度迄、下がった。

 

観光客の中には、半袖さんも居たので、かなり寒かったのではないかと思う。