8月25日(金) 晴
吹く風は、乾いた西風で、そそり立つ積乱雲は、未だ夏真っ盛りの様相だ。
お昼前にアップル歯科に、痛み出した奥歯の治療に向かう。
「少し削って被せましょう」と冠歯を薦めていただき、「保険適応だと金属を詰めますので、熱い冷たいが沁みたりします」と説明され、保険適応外治療のうちの中間、2万5000円コースを選ぶ。
さて、どこから費用を捻出しましょうか?
年金暮らしの老婆の財布は、出るばっかりなんだから!
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午後1時前に治療が終わり、炎天のなか徒歩で集会所に向かう。
「今日のカラオケは如何でしょうか」と、歌友のナガオさんからお誘いのLINEを受けている。
「いつも、ありがとうございます。 行きますとも! 老後の誤嚥予防のために!」。 で、長老のモリカワ氏が姿勢を正して朗々と歌われると、ナガオさんとオカグチさんが、コーラスで鍛えた美しいソプラノを響かせる。
キタムラ氏が女歌に挑戦なされ、美空ひばりの『佐渡情話』や『みだれ髪』を。
今日の富貴ヶ丘カラオケクラブは、7人のメンバーがいと真面目に背筋を伸ばし、その都度滅菌カバーをマイクに被せて、一生懸命に歌う。
いいな、いいな。 こんなクラブ@自画自賛‼
集会所から自宅に戻り、バイクでクローバー薬局に白内障手術後の目薬をいただきに行く。
薬剤師さんが、「がんの患者さんらのサポートをしておられるでしょ? 有名だものね、僕、知ってますよ」「あ、はぁ。 そうですか」
なんだかシマらない受け答えをかわし、慌ただしく辞して、今日は本当に忙しいわぁ。
って、ほとんど毎日こんなふうに過ぎて行って、なんだか忘れ物をしているみたいな氣もするのですが。
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夜は美食倶楽部の皆さまと、市内の川魚料理『清風亭』で、川魚と鰻を堪能する。
清風亭は、大正三年創業の鰻中心の和食料理店で、今年109年目を迎え、現在、5代目の布生雅子さん・岩並淑子さん姉妹が店を引き継ぎ、切り盛りしておられる。
日本の推理小説の草分け・作家の江戸川乱歩の生家が近かったこともあり、晩年の乱歩がよく訪れたほか、知己の松本清張、今東光・今日出海兄弟、漫画家の岡部冬彦氏ら、講演に来名された瀬戸内晴美(寂聴)ほか、名張を訪れた多くの文人に愛され、書画も残っている。
日本の推理小説の草分け・作家の江戸川乱歩の生家が近かったこともあり、晩年の乱歩がよく訪れたほか、知己の松本清張、今東光・今日出海兄弟、漫画家の岡部冬彦氏ら、講演に来名された瀬戸内晴美(寂聴)ほか、名張を訪れた多くの文人に愛され、書画も残っている。
生前の夫は鰻が好きで、息子たちが巣立ってからは、時折訪ねて、鯉こくや鯉の洗いなどを喜んでいただいた。
さくら♪は、川魚特有の臭みが残るような気がして、一度で懲りたけれど、鰻は天然もの特有の、痩せてはいるけれど、淡泊なうま味を残しカリっと焼き上げられ、タレがまたすこぶる美味で、これは亡夫と通った頃の味わいと少しも変わらない。
清風亭HP http://www.seifutei.com/
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