さくらの日々是好日

余命半年から生還♪今年21年目の【金つなぎ勝ち抜きRoad】を走り続ける、多重がん患者の病老の日々や患者会活動をご紹介!

♪近鉄沿線・東青山駅は、もうすぐ花の駅!

2007年03月12日 15時22分28秒 | 猫のみるく的生活
              3月12日(月)      
春には桜花欄慢の山を従え、駅周辺も花盛り…。この景色、猪の倉温泉に行ったことのある金つなぎの病友には、お馴染みの風景ですよね。

皆さまに冬枯れの景観も紹介したくて、携帯片手に座席にバッグを置いたままホームに出たら、「あのぉ、バッグ忘れてはりますよぉ~」って、慌てた声でお若い女性が声をかけてくれた。

あ、あ、ありがと♪

これからは、「写メ送るのに、少しの間ホームに出よっと…」なんて、ひとりごとを言って席を離れましょう!
ん~。 でも、それも、「ひとりごとを言ってるヘンなおばさん」って言われるかもね?

あはは~、言われなくても、わたし、やっぱりヘンですぅ。

午後3時過ぎに津に到着。 今日は、三重県の緩和ケア検討部会の会議出席のため…
県が主催するこの会議に、患者会の代表が参画する意味は、病友にとってまことに大きいといえる。 昨年に企画された国の会議に、やっと在京の患者会代表が加わったことに鑑みても、三重の取り組み、いいですよねぇ。

…っていうか、一昨年に初めて私に召集をかけてくださった三重県病院事業庁の英断だったとおもうのだけれど。

いずれにせよ、がん患者の緩和ケア体制、がん相談システムの構築は急務である。 それかあらぬか、このあと悲報を聞くことになった。

帰途に着いた電車の中で、東京の泰栄さんの訃報を夫君から聞き、せつない思いを抱きつつ帰宅。 ジャスダック上場の立役者、永野紀吉さんのご紹介で、昨秋お目にかかった泰栄さんは、終末にいたるがんを病んでおられるとは言え、金つなぎの病友の実情に比べれば、まだまだがんばれそうであった。

「余命半年の私が、もう、14年も生きているんですよ。私だけでなく、同病の重症の病友が、皆元気に頑張っています。 辛いのはあなただけじゃない!」 、きっと良くなる、必ず良くなる! ご一緒に…

同行の栄子さんと、こもごも激励のエピソードを紹介したのだった。

「まさか、こんなに早く逝かれるなんて。 もう少し近ければ、少しはお役に立ったかもしれませんが…」。 車中でもあり、ほかに言うべき言葉もなくて、心ならずも電話を切った。

私よりも軽症の、私よりも10歳もお若い病友が、卒然と逝かれたことの意味を、しっかりと考えてみようと思いながら、夜半に謹んで合掌。
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