さくらの日々是好日

余命半年から生還♪今年21年目の【金つなぎ勝ち抜きRoad】を走り続ける、多重がん患者の病老の日々や患者会活動をご紹介!

♪薫風の名張市がん・難病相談には、3組5人の方が来られ…

2013年05月18日 23時29分41秒 | さくら的非日常の日々
5月18日(土) 晴

正午過ぎまでお見舞やその後の安否を訊ねてくださる電話が相次ぎ、申し訳なくも、有難いことである。

【この有難さを、いささかでもどなたかにお返ししたい…】、そんな気持ちで午後1時前、勤労者福祉会館の少会議室に「名張市がん・難病相談室」を開設する。

ほどなく、パーキンソン病のかよ子さんが来られ、過去1か月の暮し方の報告を。
「OK,大丈夫ですよ! その調子で、明るく強く前向きに!」

笑い合っているところへ、お元気そうな中年のご婦人とお孫さんらしき少女が来所。 「会場をアスピアと間違えて…」、「あらら、それはそれは。 お疲れさまですぅ!」

ご婦人があまりにお元気そうなので、「少女の難病相談かしら?」と思ったら、いいえ。
胃原発の卵巣転移、3期Cの進行がんだとおっしゃる。
…まさか!


       

昨年8月に卵巣がん発症。 少し疲れやすいのと強い腹痛がきっかけで、地元婦人科を経て大学病院を受診、彼女の卵巣がんは「おなかを開いて閉じたほどの手術で、播種があり、リンパ節転位も認められたんです」と話すKさんは,現在シスプラチンとTS!の抗がん治療中だとおっしゃるけれど、副作用もなく、「なぜ、そんなにお元気なの?」と驚くほどの闊達さで、【がんは、百人百様の病である】と、改めて思い知らされる。

原発の胃がんは、当初「切除出来ない」と告知されたのが、今年3月の胃カメラの結果、「胃潰瘍のボリュームⅤ」と診断されたそうだ。
もちろん、このようなケースの病友を多数存じ上げているので、驚くには当たらないけれど、「あなたのお元気に、私が励まされます!」
降ろした下肢が、ずっきん、ずっきんと痛んでおり、少しげんなりしていたさくらは、相談者のお元気な様子に、いっこうに良くならない事故後の症状と、闘う勇気をいただいた。

【情けは 他人(ひと)のため ならず】って、ほんとうですね!


       

3組目のTさんは、「車に友人を待たせているんです!」
なので、資料だけが欲しい…、とのことであったが、「5分待ってくださいね」と、NET検索をしている間に、かよ子さんにハーブティを入れてもらい、私と話、「なんだか楽しくなってきたから、もう少し居てもいいですか?」

友人に帰ってもらって、1時間オーバーの午後5時まで、話し込んでいかれた。

別れ際の笑顔が、来られた時の暗い表情とは別人のようで、皆で「うれしいね♪」


       

午後7時、香代子さんが「湿布の取り換えを…」と立ち寄ってくださり、夕ご飯がまだということなので、昨日のハッシュ・ド・ビーフと水菜のサラダでもてなす。

「美味しいわ♪ どんなふうにして作ったの?」
「牛肉と玉ねぎを塩黒胡椒に赤ワインで風味づけて炒め置き、ダマにならない小麦粉をマーガリンで炒めて、こんがりする直前に牛乳、トマトピューレー、オイスターソース等を加えてルゥを創る。市販の二段熟ハヤシのルうを4カケ混ぜて、み~んな併せてトロトロ煮込んだの」
「うん、美味しいわ!」


        

おやつの箱から次々に、気に入ったものを取り出し、手土産の土佐晩柑のジューシな甘さを喜び、さくらは足が痛くて足温器の上にお行儀悪く投げ出して、午後11時にサヨナラするまで、全くよくぞ、会話が途切れないことね!

有難き土曜日は、かくて、暮れぬ!




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