5月17日(金) 晴
昨日の午後、雪ちゃんの車で名張警察署に行き、名張市立病院で貰って来たばかりの事故による傷害の診断書を提出した。
名張警察署から「早く提出するように」と電話連絡を戴いていたのだ。
「腰椎捻挫、左肩捻挫、両下腿打撲により、初診日より約2週間の安静加療を要する見込みである」と記入されている。
園田先生に「ほかに打ち身もあるし、傷も腫れも鬱血も、まだ治っていません!」と訴えたら、「あぁ、それは事故当日の診立てだから…。 保険会社などは所定の用紙に記入することになっているから、ちゃんと記入をしますよ」と安心させてくださった。
なにしろ、交通事故初心者である。
情報は友人や知人、家族らからシャワーのように降り注いでくるけれど、事故の内容もがん同様、百人百様だと思う。
自分の事故は、自分流♪
…だから、不安も亦大きいのだけれど。
さて、名張警察署の1階事故係の部屋ー。
事故係のクサカさんがおられて、「では、調書を採らせてもらいます。 こちらへ…」とすぐ前の小部屋に案内してくださった。
病友の雪ちゃんを紹介して、「友人ですので、一緒に入らせていただきます」、「あ、止めてください! ここは、容疑者の人なども調べる部屋なんですよ」、「では、メモを残したいので、ノートパソコンを持って入ります」、「あ、それもダメです! 携帯電話なども持ち込みはダメです」
警察官の【ダメです発言】には、なぜか威圧感が伴い、ついつい、聞いてしまう。
小部屋の机(テーブルではない!)に向かい合うと、クサカさんはバインダーに挟んだA4サイズの用紙を見せ、住所、氏名、性別、年齢の確認をされた。
「戸籍の【廣】と免許証の【広】が違いますね!」、「違うって…。 それは警察の方が作られた免許証なんですよ!」
「戸籍の【廣】も、パソコンの文字だと違うんですよ。 我が家の【廣】は、广(ま)だれの中に黄なんですよ! …国が間違えたのに、我が家が上申書を提出して、直してもらったんですから!」
さくら@なぜか少々反抗的になっている。
お上のなさることが間違っているのは、とても腹立たしいのだ。
クサカさんは、このくだりも丁寧に記入しておられる。
律儀なヒトなの、ね。
まず、2日の事故について、「あなたは、なぜこの事故が起こったと思いますか?」、「なぜって? それは…、相手の方のことをあれこれ言いたくはないけれど、でも、相手の方が直進してくる私の姿を見ておられなかったんでしょう? 考え事をしておられたんでしょう?」と、結局は、相手のことをあげつらっているのだ。
あー、やだやだ。
これは、さくらの美意識にそぐわない!
「話を元に戻します。 私は、今回の事故を100対0だと確信しています! 私に原因があるとしたら、それは、【その時間にその場所に居合わせたこと】です!」
話しながら、だんだん、怒りが滾ってくる。
「相手の方は、何メートル手前でウインカーを出されたのですか? 点滅を私が見たとすれば、何回ピカピカしていたのでしょう? 私は、あの駐車場の出入り口を既に3分の2まで通り過ぎていたんですよ! 白い車両を前方に確認はしていました、でも、私が次に見たのは右前方から迫ってくる強烈な光だけなんです! てっきり、体育館の出入り口から向かいの駐車場に直進してきた車両だと思いました! だから、わぁっと叫んで咄嗟に両手でブレーキを握りしめ、左に避けたんです! 相手の方は、どんなふうに言っておられるんですか?」、矢継ぎ早に訊ねても、クサカさんは、「それは、言えません!」の一点張り。
「私は33年間無事故・無違反のバイクライダーなんです。 このことは、私のささやかな名誉と誇りです。 だから、たとえ受け身の事故であっても、悔しいんです!」
「あなたはそうおっしゃるけれど、この免許証は平成19年に新規取得されていますよ」、「はい!(よくぞ、訊ねてくださいました!)。 それは、19年に一度失効扱いにしていただき、改めて津市の自動車センターまで言って取り直したからなんですよ。 名張警察署の免許証更新は週に2回しかありませんし、そのいずれもがのっぴきならない仕事などの所用に重なり、最後の日には発熱で、病院の診断書を持参すればOKと言われたけれど、自宅で解熱剤を服用して安静にし、失効を選んだのです。 警察署のデータで、たとえ途切れていようとも、私の中では、通算33年間、無事故・無違反の結果は揺るがないのです!」
クサカさんが、「たしかに、そうですね…」と言ってくださって、このことについては一件落着。
お騒がせ致しました。
ありがとうございますぅ。<m(__)m>
◆
「それで、ね。 私は14日の高齢者講習で、夜間の動体視力検査は51秒で見えて、合格だったんですよ。 ほとんどの方が2回とも見えないというのに…」
ついつい、言わずもがなのことまで言ってしまう。
結局、「私に原因があるとしたら、それは、その時間にその場所に居合わせたことです」と書いていただくことになった。
次に、二択の項目があり、今回の事故について「加害者に対し、□のぞみません(だったと思う)、□おまかせします」と書かれてあり、□にチェックを入れることになっている。クサカさんによれば、大要次の次第であるらしい。
「前者は【処罰を望まない、寛大な措置を】の意味で、後者は【法の定めるところに従い処罰される】と言うことですね」
「普通は、どちらにチェックするのでしょう?」、「それぞれです」、「では、前者と後者の選択パーセンテージは?」、「そんなものはありませんよ!」
…で、よくよく考えて、後者を選んだ。
けれども、最終的に署名捺印することになって、報告書を見直し、やはり、□のぞみません(だったと思う)に、チェックを入れ直していただいた。
子育て世代の相手方に、少しでも【やさしさ】を届けてあげたい。 人口8万あまりのこの街で、恨みあったり憎しみ合ったりする関係は持ちたくない。
…だから!
最後に、「加害者に言いたいことは?」と訊ねられ、「事故の原因はご自分で分かっておられるでしょうから、それを直していかれたら新たな事故は起こさないでしょう」と書いていただいた。
供述の文章の確認のたびに、さくらが手直しを申し入れるものだから、とうとうクサカさんは「あなたは文章を書く専門家ですから、…言ってください、その通りに書きますから!」と、少し気を悪くされたかも?
調書作成を終えて、羽鳥慎一似のクサカさんに、「お若いんですね! 事故当日は老けて見えたから…」と軽口を叩いたら、「いくつに見えます?」と、意外にも笑顔で応えてくださった。
「んー、40歳でしょうか?」、「…ショックだなぁ、ぼく34歳なんですよ!」、「あらら…、だって事故の夜は帽子などかぶって厳めしくて、50歳を超えておられるかと思ってたんですよ」
とほほ。
藪をつついて蛇を出す。<m(__)m>
◆
夜、ナガオさんに「大阪までの近鉄回数券を使って! 当分、大阪行きの予定は入れないから…」と連絡したら、「嬉しい、いただきに行くわ♪」とのことで、さくらも渡邊さんにいただいた夜光タスキをかけて夜道をゆるゆる出かける。
ほどなく会って、「光ってないわよ」と言われ、「ではでは、フラッシュ焚いて!」
十分、光ってるよね?
昨日の午後、雪ちゃんの車で名張警察署に行き、名張市立病院で貰って来たばかりの事故による傷害の診断書を提出した。
名張警察署から「早く提出するように」と電話連絡を戴いていたのだ。
「腰椎捻挫、左肩捻挫、両下腿打撲により、初診日より約2週間の安静加療を要する見込みである」と記入されている。
園田先生に「ほかに打ち身もあるし、傷も腫れも鬱血も、まだ治っていません!」と訴えたら、「あぁ、それは事故当日の診立てだから…。 保険会社などは所定の用紙に記入することになっているから、ちゃんと記入をしますよ」と安心させてくださった。
なにしろ、交通事故初心者である。
情報は友人や知人、家族らからシャワーのように降り注いでくるけれど、事故の内容もがん同様、百人百様だと思う。
自分の事故は、自分流♪
…だから、不安も亦大きいのだけれど。
さて、名張警察署の1階事故係の部屋ー。
事故係のクサカさんがおられて、「では、調書を採らせてもらいます。 こちらへ…」とすぐ前の小部屋に案内してくださった。
病友の雪ちゃんを紹介して、「友人ですので、一緒に入らせていただきます」、「あ、止めてください! ここは、容疑者の人なども調べる部屋なんですよ」、「では、メモを残したいので、ノートパソコンを持って入ります」、「あ、それもダメです! 携帯電話なども持ち込みはダメです」
警察官の【ダメです発言】には、なぜか威圧感が伴い、ついつい、聞いてしまう。
小部屋の机(テーブルではない!)に向かい合うと、クサカさんはバインダーに挟んだA4サイズの用紙を見せ、住所、氏名、性別、年齢の確認をされた。
「戸籍の【廣】と免許証の【広】が違いますね!」、「違うって…。 それは警察の方が作られた免許証なんですよ!」
「戸籍の【廣】も、パソコンの文字だと違うんですよ。 我が家の【廣】は、广(ま)だれの中に黄なんですよ! …国が間違えたのに、我が家が上申書を提出して、直してもらったんですから!」
さくら@なぜか少々反抗的になっている。
お上のなさることが間違っているのは、とても腹立たしいのだ。
クサカさんは、このくだりも丁寧に記入しておられる。
律儀なヒトなの、ね。
まず、2日の事故について、「あなたは、なぜこの事故が起こったと思いますか?」、「なぜって? それは…、相手の方のことをあれこれ言いたくはないけれど、でも、相手の方が直進してくる私の姿を見ておられなかったんでしょう? 考え事をしておられたんでしょう?」と、結局は、相手のことをあげつらっているのだ。
あー、やだやだ。
これは、さくらの美意識にそぐわない!
「話を元に戻します。 私は、今回の事故を100対0だと確信しています! 私に原因があるとしたら、それは、【その時間にその場所に居合わせたこと】です!」
話しながら、だんだん、怒りが滾ってくる。
「相手の方は、何メートル手前でウインカーを出されたのですか? 点滅を私が見たとすれば、何回ピカピカしていたのでしょう? 私は、あの駐車場の出入り口を既に3分の2まで通り過ぎていたんですよ! 白い車両を前方に確認はしていました、でも、私が次に見たのは右前方から迫ってくる強烈な光だけなんです! てっきり、体育館の出入り口から向かいの駐車場に直進してきた車両だと思いました! だから、わぁっと叫んで咄嗟に両手でブレーキを握りしめ、左に避けたんです! 相手の方は、どんなふうに言っておられるんですか?」、矢継ぎ早に訊ねても、クサカさんは、「それは、言えません!」の一点張り。
「私は33年間無事故・無違反のバイクライダーなんです。 このことは、私のささやかな名誉と誇りです。 だから、たとえ受け身の事故であっても、悔しいんです!」
「あなたはそうおっしゃるけれど、この免許証は平成19年に新規取得されていますよ」、「はい!(よくぞ、訊ねてくださいました!)。 それは、19年に一度失効扱いにしていただき、改めて津市の自動車センターまで言って取り直したからなんですよ。 名張警察署の免許証更新は週に2回しかありませんし、そのいずれもがのっぴきならない仕事などの所用に重なり、最後の日には発熱で、病院の診断書を持参すればOKと言われたけれど、自宅で解熱剤を服用して安静にし、失効を選んだのです。 警察署のデータで、たとえ途切れていようとも、私の中では、通算33年間、無事故・無違反の結果は揺るがないのです!」
クサカさんが、「たしかに、そうですね…」と言ってくださって、このことについては一件落着。
お騒がせ致しました。
ありがとうございますぅ。<m(__)m>
◆
「それで、ね。 私は14日の高齢者講習で、夜間の動体視力検査は51秒で見えて、合格だったんですよ。 ほとんどの方が2回とも見えないというのに…」
ついつい、言わずもがなのことまで言ってしまう。
結局、「私に原因があるとしたら、それは、その時間にその場所に居合わせたことです」と書いていただくことになった。
次に、二択の項目があり、今回の事故について「加害者に対し、□のぞみません(だったと思う)、□おまかせします」と書かれてあり、□にチェックを入れることになっている。クサカさんによれば、大要次の次第であるらしい。
「前者は【処罰を望まない、寛大な措置を】の意味で、後者は【法の定めるところに従い処罰される】と言うことですね」
「普通は、どちらにチェックするのでしょう?」、「それぞれです」、「では、前者と後者の選択パーセンテージは?」、「そんなものはありませんよ!」
…で、よくよく考えて、後者を選んだ。
けれども、最終的に署名捺印することになって、報告書を見直し、やはり、□のぞみません(だったと思う)に、チェックを入れ直していただいた。
子育て世代の相手方に、少しでも【やさしさ】を届けてあげたい。 人口8万あまりのこの街で、恨みあったり憎しみ合ったりする関係は持ちたくない。
…だから!
最後に、「加害者に言いたいことは?」と訊ねられ、「事故の原因はご自分で分かっておられるでしょうから、それを直していかれたら新たな事故は起こさないでしょう」と書いていただいた。
供述の文章の確認のたびに、さくらが手直しを申し入れるものだから、とうとうクサカさんは「あなたは文章を書く専門家ですから、…言ってください、その通りに書きますから!」と、少し気を悪くされたかも?
調書作成を終えて、羽鳥慎一似のクサカさんに、「お若いんですね! 事故当日は老けて見えたから…」と軽口を叩いたら、「いくつに見えます?」と、意外にも笑顔で応えてくださった。
「んー、40歳でしょうか?」、「…ショックだなぁ、ぼく34歳なんですよ!」、「あらら…、だって事故の夜は帽子などかぶって厳めしくて、50歳を超えておられるかと思ってたんですよ」
とほほ。
藪をつついて蛇を出す。<m(__)m>
◆
夜、ナガオさんに「大阪までの近鉄回数券を使って! 当分、大阪行きの予定は入れないから…」と連絡したら、「嬉しい、いただきに行くわ♪」とのことで、さくらも渡邊さんにいただいた夜光タスキをかけて夜道をゆるゆる出かける。
ほどなく会って、「光ってないわよ」と言われ、「ではでは、フラッシュ焚いて!」
十分、光ってるよね?
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