6月9日(金) 晴
実は、一昨日の夕方に名張を出て、新大阪のホテルに投宿する前に、布施の鈴木診療所の外来を受診した。
信頼する糖尿病専門医の鈴木先生は、いつも必ず寄り添ってくださる有難いDrである。
それなのにこの日の夕方は、今までにない激しい口調で、「今後は、名張の先生に診てもらってください。大体、そんなに忙しいのに、なんで名張から布施まで来るのですか? 最初から名張の病院で診てもらうように言ってるでしょう?」
原因は、月内血糖値が1ポイント以上減ったことを喜ぶさくらに、「低血糖を何回も起こしているじゃないですか? 低血糖を起こすような生活で月内値を減らしても意味が無いんですよ。それより僕は低血糖が起こすあなたの認知症が心配です」
「僕はあなたの糖尿病の主治医としては失格です。今後は単なる風邪なら診ます。 また、遊びに来てください!」
1月に受診した折に、なぜか逆流性食道炎の投薬がなされず自分もそのことに気付かず、そのまま過ごしていたら、2月17日に胃の激痛に見舞われた。
恐怖感に襲われ、週末を控えていることもあり、地元の寺田病院の外来を受診し鈴木先生と同じ胃腸薬を処方していただいた。
すぐに胃カメラを受けてピロリ菌の有無なども含め無事と判定され、今後は胃腸科を名張の寺田病院で継続治療していただくことになった。
その顛末を鈴木先生にお話しして、「糖尿病だけは、今後も診てくださいね」とお願いしていたのである。
寺田病院では、「糖尿病の専門外来もありますから、布施の先生から詳しいデータをもらって、こちらで診ることも可能ですよ」と言ってくださっていて、その旨を鈴木先生に報告済みではあった。
鈴木先生はこの日異様なほどの高ぶりで、有難くも、さくらを切り捨ててくださったのだと思う。
「名張の病院にかかりなさい」と度々言ってくださったけれど、その都度お願いして布施まで通っていたのはさくらなのだ。
鈴木先生、ほんとうに長い間お世話になりました。
ありがとうございました。
◆
鈴木診療所でいただいた血液検査の結果で、肝機能関連の3つの指標が高くなっており、中でもγ-GTP の値は3桁を示し、「原因はわからないので様子をみましょう」と言われたけれど、もう、来月からの診療は断られているので、乳腺専門外来のよしだクリニックに高知行の特急・南風5号のデッキから「明日、早めに伺ってお待ちしますので、院長先生に血液検査の結果を診ていただきたいのですが・・・」
ダメ元でお願いしたら「11時45分に来てみてください。お待ちいただくと思いますが」と有難いお返事で、新大阪のホテルに2泊し、大阪・桃谷のクリニックを受診した。
いつも和顔愛語の吉田哲也院長先生は、数年前に遡ったさくらのデータを出してくださり、「あなたの場合、この3つは範囲内の数値を超えたり収まったりしています。 確かに今回γ-GTPが基準の3倍以上の数値ですが、これだけでは脂肪肝のような気もするし、何とも言えませんね。 あまりご心配されずに、半年か1年後にまた、来てください」と。
メガネの奥のまなざしが本当に優しくて、心が落ち着いた。
昨日は、高知駅でよさこいタクシ―の運転手さんが小さなプラカードを胸元に抱え、笑顔で迎えてくださった。
駅頭では降っていなかった雨が、みずき坂の墓所に着くころには激しい雨となり、ご迷惑をおかけした。
お世話になりました。
ありがとうございました。
大歩危・小歩危の、いつもは翠色した渓流が数日来の雨のため薄まって、岩を食む波がしらが真っ白に水しぶきを上げ、景観をひときわ際立たせている。
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