🎵 ｢ あなたの場合は、 耳穴式と２個持ちが宜しいか、 と ｣、 ｢で、 耳穴式はいかほど？｣。

５月１７日（日）　　　晴

５年前にあつら誂えた補聴器の片方が、修理から戻ってきた。
おおむねお家ごもりの日々であるから、朝の起き抜けから補聴器を装着しないままで、特に不自由もない。

けれどもテレビの音だけは、いかんせん、補聴器頼りの７９歳。
一度着けてしまうと【慣れ】もあってか、外すと無音の世界になってしまう。

やれやれ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

耳の聴こえも、今はＩＴ管理でマイカルテが呼び出せるようになっている。「高温が聞き取りにくいタイプですね」、「普段の会話は不自由がないの。　でもなぜか、テレビの音だけが聴き取りにくいのよ、ね」

「あなたの場合は、今お使いの耳掛け式ともうひとつ、耳穴式の２個持ちをお薦めします」、「え、テレビ用に？、　で、それっていかほどしますの？」、「えーと、６４万・・・」

「ちょっと待って！　５年前に５０万円も出して、早や修理に出したのよ。　次に買うときはテレビ通販のお安いのにします。　お友達がそれで十分聞こえるって言うてはったし」

「あ、それなら、音量がゼロでも聞こえるこの機器にしてください。　テレビユナイト、３万６０００円で今なら５㌫お安くなります」、「そう。　今夜、テレビの音がよく聴こえなかったら考えるわ」

・・・多分わたし、買わないと思う。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

高槻の祖母の入院を見舞って帰宅した二人の孫から「夕ご飯の用意をお願いしてもいいですか？」とメールが届いていた。
正夫義兄さま宅のタケノコでタケノコご飯、鶏のから揚げ、マイタケとユキノシタと紅葉の葉の天ぷらを用意した。

「紅葉の葉は、箕面の滝道で売ってるみたいにホットケーキミックスの衣で揚げるのが一番やけれど。　ユキノシタもビタミン、ミネラル、フラボノイドがいっぱいよ」。

健康フリーク、栄養オタクの祖母の食事を「美味しい♪」とお代わりしてくれる孫たち。
社会人と大学生。
彼女らの母と３人、婆の可愛いい娘たちです。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

おなか一杯と言うので、届いたばかりの心斎橋・長崎堂のスィーツ詰め合わせを「お持ち帰りすれば？」

３日前、津市の赤塚植物園から「新型コロナ禍　お見舞い」の花鉢を長崎堂の美江子ママ宛てにお届けましょう、と電話確認をしたら、なんと、心斎橋の本店が休業中だった。

お見知りをいただいて３０年余り、有難く長いご厚誼をつないでくださっている。
お年上の方に失礼ながら、可愛くておきゃんで凛として品が良くて、なのに今はきっと心を痛めておられるはず。

ＮＥＴ通販は開いておられるので、ためらわず詰め合わせを注文したのだった。
孫が包みを開き、「あ、これ。好き♪」、「私は、これが」と言うので、「みんな、もってお帰り。　ばぁばのお役目は注文して終わり、なんだから！」

長崎堂さんも、たこ焼きのくれおーるさんも、世界中のやむなく休業中の各社さま、皆々さまも、どうぞ後しばらく頑張ってくださいませ。
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ＣＯＶ１９よ、いつまでも人間社会を窺がわず、身の程を知りなさい！
即刻退場！
Ｒｅｄ　ｃａｒｄ！