7月11日(日) 快晴
朝から、今日の「金つなぎ・猪の倉温泉温浴療法」(ワンデイ・トリップ)に持参する、ブロッコリーの包装、マンゴーの切り分け、庭木と花苗の水遣り、みるくのトイレ掃除に給餌など、早く起きれば何でもないことに追いかけられて、あたふた。
市田理事の発案で、「最近の雨もようのほか、松阪勢をはじめ西の皆さまが不参加で大阪組メインとなりましたので、名張の湯に変更はいかがでしょうか?」
まことに有難い提言で、否も応もなく変更に同意したのは梅雨に入ってからカラリと晴れた日が一度もなく、この10数日は午後や夜半の激しい暴風雨続きで、今日の天候も案じられたからだ。
気象庁の予報も午前中は曇で午後からは雨もようとのことであったし。
それが、どうだ。
今日のこの天候は!
【金つなぎ晴れ】と、病友がたが喜んでくださる「悪天の好転」が今日の名張地方を見事に見舞ってくれたのだ。
「たかが好天に見舞われただけで、ナニ奇跡なものか?」とおっしゃる向きも多いかとは思うけれど、平成7(1995)年4月22日に、JR大阪駅コンコースで創設された、がん・難病患者会『がんを明るく前向きに語る・金つなぎの会』(会員数=国内外に1623人)が、【旅は癒し】のテーゼのもと、『伊勢志摩・鳥羽の海と山の氣に包まれて心身の免疫力を高めよう』と企画した1泊2日の旅を皮切りに、猪の倉温泉温浴療法、アメリカ・ポトマック河の桜を励まし励まされる旅、日本の中心・東京経由熱海温泉温浴療法の旅など、総計2000を数える旅の、いつの日も天気予報を覆して快晴に恵まれ、台風は反れていき、病友がたの中から誰言うとなく金つなぎ晴れ(金晴れ)と称されるようになり今に至っている。
翌年9月11日には「第5回ふれあいツアー 熱海・東京の旅(1泊2日)」を敢行。 出発日の朝は台風が近畿襲来との予報があリ、折しもバケツをひっくり返したような突然の豪雨に、迎えのタクシーに乗ることすらままなかなかったほどであったのに、あっという間に晴れ上がり、しかも旅行社とは新幹線が停まった場合のツアーの成立について話し合っていたほどであったのに、進路が変わったとかで、往路は左手に快晴の富士山に敬意と感謝を表しつつ、無事旅を楽しんだことであった。
会にはDrから余命告知をされた病友も数多く、私自身がまさにそれであったから急かれるように旅を続け、大阪城公園庭園観梅会 、観桜会、クリスマス、サマークリスマスなどワンデイ・トリップを含めると、会創設2年目には40回もの旅を続け、そのいずれもが快晴・好天に恵まれ、喜びと感謝で、【金つなぎの奇跡】と機関紙に書いた。
以来、金つなぎの奇跡は必ず起こり、あなたがその事実を信じてくださるならば、起こった奇跡は、「私たちは守られている」と言う安心感につながり、あなたのエンパワメント(湧活)の源となる。
実際、金つなぎの旅は、ほかにも台風襲来が予報を1日ずれたおかげで浜松・浜名湖花博を涼しく快適に楽しんだり、ほかにも挙げれば枚挙に暇の無いほどだ。
あなたがその亊実を信じてくださるならば、今後も奇跡は必ず起こる。
信ずるものは救われる(金つなぎの会『五つの理念・その四』)のだから。
理屈や数式では解せない金つなぎの奇跡をもたらしてくれるひとつの柱が、【仲間の絆】である。
なおまた、北海道から沖縄まで、金つなぎ・五つの理念と五つのモットー、五つの健康法を信じて絆を強くしてきた病友がたの一つの実践が、「事情により参加できないけれど、皆さまへの応援を」と送ってくださるプレゼント。
もちろん絆も、モノに添えて贈られた心も、目には見えないけれど、病者が闘う大きな力となる。
がんも難病も、もちろん新型コロナも、金つなぎの病者が等しく手にする、この【力】のおかげで勝ち抜いていけると言っていい。
理屈に合わなくても、数式で解析できなくても、金つなぎには数えきれない奇跡が表れ、病友がたとそれを信じ、奇跡をもたらしてくださる見えない大きな力に感謝し、守られて、皆、明るく強く前向き(金つなぎ五つのモットーの3)に、重い予後を生き延びてこられた。
まことに金つなぎは、強力な勝ち抜き実践患者会である。
さて、卑小な話題で恐縮だけれど、さくらの体重の件ですぅ。
先月、糖尿病の主治医先生から「体重が増えましたね。あなたの身長とHbA1cに照らして良い傾向です」と言っていただいたものの、おなか周りの醜い肉付きに、心の萎えるさくらであります。
本日、入浴前の体重は50.3㌔。
病友がたと語って笑って、温浴(黙浴と書いてあった!)に身をゆだね、改めて計ったら49.8.
皆さま。
どうぞ、わずかな減量に、夜まで嬉しい老婆をお笑いくださいまし。
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