♪さくらの擬声に、みるくあわてる

朝から電話がかかり、それぞれに重い内容だったりして、ベッドにもぐり込んだまま、子機や携帯を使っている。
その間、ママたちとお昼に行く約束が出来、香代子さんとお泊まり忘年会、美代ちゃんとの予定などが決まっていく。

「お気楽なのは、あなただけよ～」と声をかけても、さくらの胸の上に上がって知らん顔をしている、みるく♪

「うにゃぁお～♪」
「にゃお～ん」
「うんにゃん♪」

ためしに擬声を発してみた。
「ん？」
聞き耳を立てたみるくがさくらの体を滑り下り、ガラス戸越しにだだだ、だ…

あっは！
野良猫と間違って走り回っているよ。



　　　　　　　　　　　


しつこく鳴き真似をしていたら、またまた胸に上がってきて、猫パ～ンチ。

あはれ。　さくらは、敗退す。



　　　　　　　　　　　　


我が物顔で、朝の身づくろい。
「みるくぅ、あたしのおなかの上だよ！」

聞こえないふりして、くるくる、くるる。

　　　　　　　　　　　　　　　


左手でも、くるくる、くるる。

たま駅長さんと同じで、カメラ慣れしているの。
カメラを構えると、よけいに真剣に、いつまでも身づくろいをするのよ♪

掌の間も、舐め、舐め、舐め～！




　　　　　　　　　　　　


舐め、舐め、舐め～♪

以前にあまりにも一生懸命舐め上げすぎて、バッタンとひっくり返ったこともあったの。
その時は、さくらが笑ったからといって猛然と噛みついてきたわ。

みるくなりの照れ隠しだったのでしょうね。



　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　最後の仕上げにかかる。その①


　　　　　　　　　　　　


　　　　　　　　　　最後の仕上げにかかる。その②