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6月6日(金)
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今日は松坂で講演がある。
冨田ドクターからのご縁で、長谷電工さんの安全衛生大会に伺うことになつている。
その前に、妙子ねえさんの家に立ち寄り、部屋中にバルサンを焚くことにしている。
「なんで? もう手放す家でしょう?」
「ん…。 でも、森先生の家は九官鳥や猫を飼っていて、ダニがいるから、ってお掃除を頼んだ高齢者生協の方が言うんだもの」
「そんなバカな! 先生は、猫や九官鳥を飼ってなかったよ!」
まぁね、自分ひとりで片付けられるほど、この家はヤワじゃないから。
言われるままに、いたしますぅ。
病友の明子さんが、伊勢中川駅に出迎えてくださって、姉宅で手づくりお昼ごはんを。
「講演のあとは、温浴療法ですよね? 米ちゃんと呑むんでしょう? これ、差し入れです」 と、手づくりの松前漬け、黒豆やくるみ入りの餅米スィーツをいただく。
ううっ、かたじけない!
病友とふたり、姉宅の庭の豊かな緑を愛でつつも、その持ち主が、もはや往きて再び還らぬ人となりしを思う。
「年々歳々花相似、 歳々年々人不同…」
劉希夷、字を廷芝。 唐代の詩人の詩句が口をついて出た。
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