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1月31日(水) 曇のち雨
春招きの雨が降る。 花育ての雨が降る。
暖かい1月の終わり。 今年の幕開けは家族一同9人で賑やかに明け、2日からは阿蘇の友人と過ごし、3日から10日まで阿蘇の友人宅を中心に同心円のようなアクセスで温泉巡りを楽しんだ。
元旦、大阪の次男一家を見送り客間の掃除にかかった午後4時過ぎ、「ゆら、ゆら、ゆら」と体感震度3程度の地震があり、クルマで走行中の次男に「運転に氣をつけて」と電話をしたら、「えっ? 何も感じないよ」とのことであった。
3日の午前6時過ぎに名張を出発し、高速を走って正午に広島の牡蠣小屋に到着し、大ぶりの焼き牡蠣に舌鼓を打った。 ※何たる強行軍であるか! それでも、妙齢の智ちゃんは、軽自動車で名張~熊本を走ると言う。
悲劇は、最初のトイレ休憩で停車した岡山・吉備ICで起こったのだった。 小雨交じりのインターで、「年賀状の返信を投函するね」「雨が降ってるから私が投函したげるよ」と、智ちゃんとやり取りして、いったん後部座席から外に出かけたさくら♪は、賀状を手渡して座席に戻った。
その折に、どうやらお気に入りの金色のスニーカーの左足を社外に放り出したままにしてしまい、次の広島で気が付いて高速道路公団や吉備インターのインフォデスクに問い合わせるも、見つからず。 靴フェチのさくら♪の大のお気に入りであったので、今も右足を未練たらしく履いては写メを撮ったりしている。
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思い出;その2は、車中に届いた姪の静さんからの動画である。 「県警の交通機動隊所属の長女が、今年も新春のマラソンの先導を務めています」とのことで、逝かれた恭子姉さまの孫娘が、立派に凛々しく画面中央を走行しているではないか。 ※感激してこの後眠りこけ、座席からごろんと転がり落ちて、額をイヤというほどどこかにぶつけて目が覚めた。
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思い出;その3。 阿蘇の居酒屋さんのメニューに度肝を抜かれた。 まずは、豚足(=とんそく)。 文字通りひづめ、皮付きの豚のつま先なのだ。 勧められて少しいただきはしたけれど、好んで推そうとは思わない。
次いで、鰹の頭の黒焼き。 魚肉は脂が乗って美味ではあったけれど、何分このグロテスクな見た目に、いささかしり込みのさくら♪であった。
このお店のショットは、サントリーのタコハイのロゴ入りであった。 「タコハイって?」と店員さんに訊ねるも「さぁ?」と要領を得ない。 仕入れ先でも判らず、サントリーの支店に訊ねて、「皆さまのご多幸を願って、【多幸ハイボール=タコハイ】なんです」と、判りにくい説明が返ってきた。 サントリーのホームページによれば、つまりは柑橘系の麦焼酎のハイボールであるらしい。
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思い出;その4は、1月21日に開催された「金つなぎ・ふれあい新年会」の会場への途次、リメイク中の大阪第一ホテルの全容を見て、ここで築いた数々のパーティの内容を思い返し、平井さん、陸野さんらは感無量♪
◆
突然、女学生の私を虜にしたアポリネェルの詩が脳裏によみがえった。
『ミラボー橋』
ミラボー橋の下をセーヌ河が流れ
われらの恋が流れる
わたしは思い出す
悩みのあとには楽しみが来ると
日も暮れよ、鐘も鳴れ
月日は流れ、わたしは残る
日が去り、月がゆき
過ぎた時も
昔の恋も 二度とまた帰って来ない
ミラボー橋の下をセーヌ河が流れる
日も暮れよ、鐘も鳴れ
月日は流れ、わたしは残る
(堀口大学訳)
『狩の角笛』(サビ部分)
消えるが愛のさだめなら さあ 過ぎ去ろう 過ぎ去ろう
けれども僕はこののちも 何度も何度も思い出しそうだ
思い出は狩の角笛 風のさなかに音は消える
思い出は、消えるけれども、また、甦るもののようだ。 なので、安心して、
かくのごとく、我が1月の思い出は消えゆく。
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