3月17日(水) 晴
ほんとうは、朝9時の電車で布施の鈴木病院に行き、それから金つなぎのタケウチ理事と食事➡中津のFM千里・・・の予定があり、帰宅は午後6時になる!
新座の病友から「恒例の金つなぎのお花見、新宿御苑が予約制だそうですよ」と、連絡をいただいた。イチダ理事からは、「大阪城公園も、桜の下を歩くだけみたいです」と。
今年も、4月1日から6日にかけて、大阪➡名古屋➡新宿御苑➡山梨・笛吹の桃、と花追い旅が予定されていた。
世間さまでは、新型コロナが騒がれているけれど、既に『正体、見つけたり!』の私たち金つなぎは、各自万全の予防態勢で懼れることなく立ち向かい、生き延びている。
病友がたの情報の裏取りをしてみたら、新宿御苑は「所定のフォームでインターネットからの受付で、1組5人まで。食事をする場合は4人以内」と、お花見の興を殺ぐような厳しいルールで。
一方、大阪城では、「本来は、桜木の下の食事行為は認められてないんですよ。皆さんが、拡大解釈をしておられるだけで・・・」とやんわりお断わり。
今年もまた、昨年のように已む無く中止の花追い旅!
病者が懼れていないのに、何故かくも厳しく自粛されるのか?
新型コロナの変異種が検出され、またまた大騒ぎになっているけれど、国はいち早く変異種の性質を見極め、国民に安心を提供していただきたい。
とにかく金つなぎは、会員各位への訂正連絡のための『金つなぎNews』制作を急がなくては!
で、3つの予定をキャンセルさせていただき、少しは気持ちに余裕が出来た次第。
庭に回るのは、何日ぶりだろう?
亡夫が生前、「お義父さんに似ているやろう?」と、槙の木の根方に置いてくれた御影石に彫り込んだ狸の石板。 中肉短躯・坊主頭でおなかが出ている亡き父親に似ていなくもない。
おまえの父親を大切に思っているから、僕の親も大切にしてくれよ、という暗黙の願いが読み取れた。
水仙やヒヤシンスの球根を植えて、父のお墓のような趣である。
夫の願い通り、お舅さまが90歳を超えられたころから、わたしは月のうち15日間を介護のため、大阪➡松阪を通勤した。
ドア・トゥ・ドアで往復6時間、その先に余命半年のがんが待っていた。
因果関係は、判らない。
庭のヒヤシンスは、【仕事も家庭も捨てられない】と歯を食いしばっていた50代の自分に、否応なく向き合わせてくれる。
【長男の嫁の務め】と納得して、頑張ってたよね。
「畑で「いのち」を育てたい」と願って、小さなスペースに、西川先生に頂いた水菜の苗を植え、チューリップの球根を植え、先週にはスティック・ブロッコリーを植えた。
夕方、節子理事に頼まれた封筒をゆうパックに託すため郵便局に行ったほかは、ゆるゆると生きた。
みるくはいつも、さくらの枕の横で寝る。
いつの間にか、添い寝をしてくれるのだ。
お礼に、2階のベランダに出してやる。
最近は目が見えづらくなって、屋根を走り回ることもなくなった。
みるく。
以前のように、やんちゃに!
3つもの予定をキャンセルされるときには躊躇いなどもあったでしょうが、その決断のお陰(?)で久々に庭へ出る機会ができ、その結果ご主人やお父上、そしてお義父への少しほろ苦さも含んだような懐かしい思いに浸ることもできて良かったのではないでしょうか。
【仕事も家庭も捨てられない】・・の思いが現役を引退された後もこうしてさくらさんの意欲的でパワフルな活動につがっているのでは?・・・