3月3日(木) 曇
ランチを終えた12時40分、我が家からダンボール箱3つにぎっしり詰めたがん専門図書を、名張市勤労者福祉会館の小会議室に運び込んだ。
この機に合わせて、運営委員を4人決めたそのお一人、前・名張市老人クラブ連合会の渡邊昌子副会長の車に積み込んでいただいて。
既報のように、9月に相談室に来られた佐藤篁さん(原発不明の消化器がん。名張市シルバー人材センター広報誌編集長)が、10月にはがん専門の蔵書を我が家に持ち込んで来られ、「これらを読んで、学んで、勝ち抜く道を歩いてきました。今後はどなたかの参考にしてもらってください」と。
以来、年明けまで所轄の健康福祉総務室、教育委員会、教育長さん、マツヤマアリーナの館長さん、名張市立図書館を回って、お願いをしたり根回しに走ったりして、やっと今日、図書を収容するキャビネットが搬入されることになった。
午後1時過ぎ、「私の仕事は、玄関まで品物を運ぶだけ!」と言っておられた運送屋さんも、立ち合いに来てくださったマツヤマアリーナのお若い館長さんも、見かねて皆で手伝ってくださり、無事据え付けが終わり、全員で拍手!!
所用で先に帰って行かれた篁氏は、今日もお元気だけれど、「いま抗がん治療の最中で、とてもしんどいですわ」とポツリ。 「今の抗がん治療は、私が受けていた30年前の『抗がん剤大量投与時代』に比べたら、治療中の辛さも副作用も軽いし、効果も大きいし、ご一緒に頑張りましょうね」と、言わずもがなの応援メッセージ。 皆々さま、「抗がん治療を【受ける】と決めたら、その効果を【信じて受けて】くださいね。 【受けない】と決めたなら【その決断を信じて】、明るく強く前向きに闘病いたしましょう!!」
市立図書館の司書・萩原大介主任が、「国立国会図書館のアプリで、一瞬に図書の情報が取り込めますよ」と教えてくださり、発行年が新旧の2冊を瞬時にエクセルに反映させてくださり、見守る一同あっけにとられる。
とりわけさくらは、100冊もの図書情報を、手打ちで入力する時間と手間を想像するだけで氣が滅入ることもあったので、有難くも逃れられたことで、心に100㍗の電球が灯った!
萩原氏は、生来の脳性小児まひの後遺症にもめげず、図書館司書の業務に懸命に取り組み、しかも精通しておられ、明るく親切な人間力に感じ入ってしまう。
皆さま、ありがとうございます。
偶然のがん専門図書の寄贈から始まった『名張市がん・難病相談室付属がん専門図書さろん』。スタートは4月第3週を予定しているので、皆々さま、どうぞお楽しみに♪
運営委員 広野 光子(乳がん、卵巣がん。ジャーナリスト)
佐藤 篁 (原発不明の消化器がん。名張市シルバ
ー人材センター広報誌編集長)
後藤 誠司(すい臓がん。ハーモニキスト)
渡邊 昌子(胃疾患。前名張市老人クラブ連合会
副会長)
相談役 萩原 大介(名張市立図書館主任、司書)
顧 問 永岡 一郎(名張市健康福祉総務室室長)
阪本 (名張市健康福祉総務室職員)
※相談役と顧問のお三方には、勝手にお名前を拝借して恐縮です。
来週早々には、改めてご就任のお願いを申し上げます。
とてもご大層な陣容を紹介してしまったけれど、「これで、世界中どの図書館とも、共通の情報でやり取り出来る立派な図書館になりましたよ」と萩原主任に言っていただいたのがうれしく、このチャンスを大切に育てたいから、市民の皆さまに喜んでご利用いただきたいから!
運営委員、後には、退かない♪
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