11月27日(水) 曇のち雨
午後、大阪江坂のFM千里・江坂スタジオに行く。
宮沢賢治・作の「やまなし」の朗読を、4人の声優が分かち合い【読むオーケストラ】への挑戦である。
さくらは、蟹の父親とナレーションの一部を担当し、父親の威厳とナレーターの静かな透明感を意識して読み分けた。
楽しいひとときであった。
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携帯電話に数本の着信があり、中の1本に金つなぎ応援団の浅井昭輝子さんからの着信があった。
江坂の近くに住んでおられ、「近くですから、ぜひお訪ねください」と、以前からたびたびお招きいただいている。
難波に戻る途中の西中島南方駅で下車。 徒歩2分のヨーロッパテイストのこぢゃれたマンションの最上階に、優雅なお一人暮らしの91歳だ。
もっとも、隣のビルにはご主人とともに盛り立てて来られた会社があり、「昼間は社員たちが何かと面倒を見てくれます」と、とても恵まれた日々を送っておられるようだ。
今年も金つなぎに、奈良・大阿太高原の大きな梨を送ってくださり、『金つなぎNews』の発送日に持参して病友がたに喜んでいただいた。
梨がお好きのようで、冷蔵庫には今日もみずみずしい梨が入っており、思い出話が盛り上がった。
車中でしたためた病友への返信を、難波でポストに投函した。
振り向いたら、賑わいの雨の御堂筋に、イルミネーションが映えて、ひときわ目立つ「金龍ラーメン」の看板が空腹を自覚させてくれる。
現役のころ、梅田からタクシーで難波に南下して終電の近鉄電車に乗り継いで帰る途中で、駅手前の金龍前でタクシーを降りて、深夜のラーメンを堪能した。
今日も濃厚なスープ、固茹での細麺、たっぷりの刻みチャーシューをいただいて、「あぁ、美味しい~!」
それから、サービスで供される白菜キムチとニラキムチを、たっぷりとトッピング。 真っ赤に染まったスープを喉ヒリヒリさせながらいただく。
@800は、幸せの対価!
『あれはカワセミだよ・・』や『あれはやまなしだよ・・』というお父さん役のさくらさんの感情の籠った声と深みのあるナレーションが聞こえてくるようです。