8月2日 ( 火 )
土曜日からの吐気も治まりを見せはしたが、夏の胃腸風邪が流行っているとも聞いたので、流行に遅れまいと、さくら@頑張りました~!
…で、少し風邪症状も残ってはおりますものの、元気回復。 ご心配にあずかりました皆々さま、まことに申し訳なくも有難く、心からお礼を申し上げます。
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金曜日に、逝友の光枝さん宅を辞してから心斎橋の長崎堂に、荒木美江子ママをお訪ねした。 小粋でおしゃれで、博識なこのひとのことを、田辺聖子さんは、 『 苺をつぶしながら 』 で、「 風情のいい美しいマダム 」など と、さすがの表現で紹介しておられる。
そう。 ほんとうに、風情のいい美しいマダムなのだ。
今日のファッションは、プリーツ加工が施されたISSEY MIYAKE ( 三宅一生 ) のカラフルなオーバーブラウス。 着こなしの難しい大胆なファッションを粋に着こなしておられるのも、いつものことだ。
長崎堂は2年前の09年、大阪駅前のリッツカールトンホテルで操業90周年を寿ぐ、すこぶるつきの披露の宴を催された。
華やかで盛大ななかにも、文化の香り高い集いであった。 引き出物の中に『カステラ 長崎堂物語』(脇本祐一・日本経済新聞編集委員ほか著)があった。
明治・大正・昭和・平成を生き抜いてきた老舗を貫く、温故知新の経営の明暗を余すことなく綴って、興味深い。
田辺聖子さんほか文化人・著名人に愛され、さくらがも好きなオルゴールの部屋♪
【スミスさんのオルゴール】に1ペニー貨を入れて、手回しハンドルを静かに回すと、たちどころに重厚なオルゴールの音色が、部屋いっぱいに芳醇の音楽を煌めかせる。
帰途、道頓堀川の橋上に出た。
道頓堀の、世界に名だたるあのイルミネーションのうち、サントリー、アサヒビール、雪印乳業など大企業のイルミネがひっそりと静まっている。
せっかくの景観。 初めて見物に来られる人も、海外からの観光客も、楽しみにしておられるでしょうに、期待と興を削ぐことおびただしい。
電力不足に合わせたのでしょうけれど、ほかで節約できる電力は多々あるはず。 一旦緩急の場合、すぐにシュンとなり事無かれに与する国民性とはいえ、重ねて書き残すけれどそれとこれとは、話が別。