チタンの素晴らしさと、使い方や感想、
そして、「よくある質問とその回答」などを書き綴って行きたいと思います。
ミラクルチタン(チタンオンラインショップ 店長日記)
2021.12.19 「甘露杓子」という名前だったんだ。
5年前に亡くなった親友ののばらさんのご主人が、のばらさん没後も、それまで
ずっとそうだったように、毎年、梅干しと梅酒を作って下さって、「いつまでも
長生きして欲しいから、自分が生きている限り、これからも梅酒を届けます。」
と言って下さる。
この方のお宅では、奥さんののばらさんの母親から、婿さんであるご主人に、梅干し
と梅酒の技術が伝わり、のばらさんは、生前全く作れないとのことだった。
毎年、西宮の私の家まで、大きな瓶を車で運んで下さっていたが、気の毒なので、
私がそちらへ行くことがあるので、そのときは、ご連絡しますので、駅で受け取り
たいと伝えていて、今年は、そうしてもらった。
それで、先月茨木駅で待ち合わせて、梅酒と梅干しを持ち帰った。
すぐに、ご主人から、今年の梅酒はいつもの手法と少し違う方法で作ったので、少し
心配なので、一度味見をして欲しいと連絡があった。
私は、さっそく味見をしようと思って、良いことを思い付いた。
このような、深いところから、少量の液体を掬い出す為の道具を私は持っていた筈だと。
それこそ50年ほど前に、小さなシロップを救うスプーンらしいものが、何かに付いて
来て、私は、あ、これは、かき氷に蜜をかけるときの、密掬いの道具ではないかと
大喜び。
かき氷は、家ではしないが、スプーンは、大切に持っていた。
やっと、それの出番がやってきた。
こんな便利な物、誰も持っていないでしょ?大昔、こんな物があったのよ、と思ってホクホク。
さっそく、蜜掬いスプーンで2杯の梅酒を掬って、グラスに入れ、それを水で割って味見した。
美味し〜い!とても美味しいですよと知らせた。
その後、毎日美味しく頂いている。
先日骨董品店で買ってきたグラスで。
別の、お気に入りのコップで。
以前、8リットル入りの大瓶で梅酒をいただいたときは、昔親たちが使っていた石油
入れ替え用のポンプを思い出して、東急ハンズに買いに行ったら、あった。
100円だった。
それで、瓶に移し替えると、便利なこと便利なこと。
のばらさんのご主人が、梅酒を入れ替えるとき、床に梅酒を零して、床中大変なこと
になると言っていたので、ご主人の分も買って来て、差し上げたら、大変喜んで
いただいた。
なお、あの可愛い蜜用のスプーンは、ネットで調べると「カンロ杓子」とあった。
あ、そうか、ということは、正式名「甘露杓子」と言うのか?かっこい〜い!^^
しかし、ネットで調べると、百均でいくらでも売っているらしかった。
しかも、綺麗なステンレス製のものが。
威張るほどのことではではなかったことがわかった。
そんなこんなで、道具には、ちょっとうるさい私なのであった。
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