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2024.10.16 多分、本邦初の合繊への手絞り

阪神大震災より前のことだったと思うので、多分35年以上前の製品だと思う。

私の大のお気に入りだった「ROPE」で、あるとき驚いた。

日本の伝統工芸品である、見事な手絞りを、何と!絹地ではなく合繊に施されて

いたのを、見た瞬間であった。

いずれ、この日が来るとは思っていた。

さすが「ROPE」!やってくれたと思った。

値段は、忘れもしない、その頃のトップスの値段では最高の1万8千円だった。

でも、これはこれ!高くはない。

1点しかなかった。私は、迷わず購入した。

 

しかし、私は、いつもの様に、高価なものは、すぐには着ないで、大切に持っていた。

 

数年前のこと、思い切ってこれを着た日、帰りにクリーニング店に寄った。

クリーニング店の年配の女性店員が、私が着て行ったこの服を見た瞬間、

あっという感じで、固まってしまった。

やがて、気を取り直して、にっこりと笑ってくれた。

この素晴らしい手仕事の値打ちをわかってもらったのが、私はとても嬉し

かった。

そのことが、とても誇らしく、良い思い出になった。

 

今の季節に、五分袖の絞りは、まさにピッタリ!

絞りは、分厚くなるので、寒くない。

これを着るチャンス到来なので、嬉しい。

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