チタンの素晴らしさと、使い方や感想、
そして、「よくある質問とその回答」などを書き綴って行きたいと思います。
ミラクルチタン(チタンオンラインショップ 店長日記)
2024.10.29 しらさえび
我が家では、子供の頃、エビとか、貝とかは、あまり食卓に上がらなかった様に思う。
その頃、佐賀県に住んでしたが、佐賀県は海が無いからねと思っていた。
実は、そうでもなく、北には玄界灘、南には有明海があった。
でも、県の真ん中に住んでいたので、やはり海は遠かった。
それで、河津海老などは、関西に来てから知った。
シラサエビなどは、今日知った。
今日、百貨店の魚売り場で、販売員の女性が、興奮して言っていた。
「このエビは、煮物にするのはもったいない。茹でて、サラダで食べてほしい。
私も、そうします。」と。
見ると、「しらさえび」と買いてあった。
立ち止まった私に、「これは、煮物にしたら、勿体無いわ。
茹でて、サラダで食べてほしいわ。」と、熱心に言った。
私は、30年ほど前、女板前のKさんと知り合ってから、河津海老を知った。
Kさんは、いつも上物を買う人だったが、ある時、極上の大型の河津海老を茹でて、
「頭は捨てないでね。脳みそを吸ってね。」と言ったので、そうすると、驚くほど
美味しい脳みそだった。
今では考えられなほど、新鮮なものだった。
当時は、驚くほど新鮮な芝エビもあった。芝エビは、上物で、滅多になかった。
芝エビも河津海老も、茹でる時、鍋からぴょんぴょん飛び跳ねるので、大変であった。
そうだ、飛び跳ねる海老という感覚を、長い間忘れていた。
その後は、そんなに新しいエビは、無くなり、当然、あれらの感動の味は味わえなく
なった。
しらさえびは、多分高級品だと思う。我が家では、初めて食する。
しらさえびは、この頃にしては新鮮だったが、生きてはいなくて、
茹でる時も、ぴくともしなかった。
初めてのしらさえびで夕食。
美味しいけれど、我が家では河津海老を食べ慣れているので、
私には、下魚である河津海老の方に軍配を上げたいと思った。