高島平発・文化的居場所「ミストラル」への夢

地域をファッション・音楽・お酒の“文化”の力で元気に!……地元に文化的な居場所作りを模索しています。

「大切なものは、目に見えない」

2008年08月25日 03時08分14秒 | ●美意識・ファッション・デザイン私的考察
やっと1泊2日の旅から帰ってきました。

自分にとって、22日から今日までのこの週末は、60年代アメリカの地方都市の高校卒業の、高校生の一晩を描いた青春映画、「アメリカン・グラフティー」を見ているような、中身の濃い週末だったように思えます。

自分の誕生日だった23日は、55歳という歳を忘れ3時まで騒いだのもありますが、ほとんど寝ないで直ぐに、今回の急に決まった旅行に出たこともあります。

そう云えば、「アメリカン・グラフティー」の映画の中で、プラターズの「煙が目にしみる」が流れる名シーンがありますが、当日ご丁寧にも、その曲を歌ったのと、ラストの夜明けのシーンが朝早く出た今回の旅行と、かぶるからなのかもしれません。

たまたま23・24日が空いたので、家内が旅行を申し込んでくれたのですが、行き先は清里から車山・霧が峰を周り、白馬栂池に泊まって、翌日は上高地に行くコースでした。

何れも、今まで何度か行っているのですが、二人だけで行くのは今回が初めてです。

ところが普段のブログの悪筆が祟り、最初から雨と霧で何も見えない旅行に、なってしまいました。こんな事は初めてです・・・。
(お喜びの方も、さぞ多いかと思います!)

特に北アルプスが見える、大糸線沿線は大好きな場所なのですが、ここも手前の山々の麓しか見えません。

でも、20代、30代の若い時だったらめげるのでしょうが、景色が見えない分、以前此処に一緒に来たメンバーのことや、その時の思い出が蘇り、今までとは違った旅の気分にひたれました。

20~30代の頃、毎回メンバーは違うのですが、冬は大糸線だけでも8箇所のスキー場に来ており、夏は白馬岳にも登りました。

今は離ればなれになり、会うことの少ない仲間ばかりなのですが、今の自分があるのも、彼ら、彼女らのお陰だと思います。

翌日の上高地も予報では雨100%。

完全に傘を差して散策を覚悟していたのですが、不思議なことが起こるものです。

大正池に着く頃には雨が上がり、そこから河童橋へ歩く途中で晴天になりました。

出来過ぎでしょうが、前日の雨のお陰で、今までの様々な出会いに感謝したお陰なんでしょうか・・・。

サン=テグジュペリの「星の王子さま」の中に、「大切なものは、目に見えない」と云うくだりがあります。

ひょっとしたら雨や霧の時に、“大切なものを、感じる”ことが出来るのかもしれません。

雨のち晴れの後に、不思議なことが更に続きます。

今までの旅行で、こんなトラブルはなかったのですが、上高地から東京に帰る時間に、上高地と松本を結ぶトンネルの中で正面衝突事故があり、全線で交通がストップ状態。
急遽、迂回ルートで帰ることになりました。

それがなんと、信州の山の中にいるのに、日本海の富山まで出て、「北陸道」、「長野道」、「上信越道」、「関越道」経由で東京へ。

岐阜県、富山県、新潟県、長野県、群馬県、埼玉県にまたがる7時間以上の帰路になりました。

上高地に行ったのに、能登半島見学付きです。

清く生きた(?)ご褒美なのか、まだ、誰かに感謝が足りないのか、真意が分かりません・・・。
コメント
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