高島平発・文化的居場所「ミストラル」への夢

地域をファッション・音楽・お酒の“文化”の力で元気に!……地元に文化的な居場所作りを模索しています。

沈まぬ太陽、減らぬ体脂肪

2009年11月24日 02時58分36秒 | ●美意識・ファッション・デザイン私的考察
しつこいようですが、先日終わった仕事はいろいろな面で、全てが大変でした。

途中で、スケジュール通りに終われるのか、何度も悩んだくらいです。

沢山の人の努力や協力が、有っての事だとは分かっていても、何故かそれだけでは納得できないものがあります。

こんな時は何かに感謝せねばと思い、ボランティアである施設の大掃除に、午前中行ってきました。

家の掃除すら手を抜く私としては、“空から槍”ものです。

山ノ神にもたっぷり皮肉を言われてしまいましたが、それくらい何か感謝したかったと云うことです。

お陰で清々しい気持ちの午前になりました。

そして、午後からは映画でございます。

昨日は音楽三昧だったので、今日は映像にしてみました。

観てきたのが、山崎豊子原作の「沈まぬ太陽」

間に10分の休憩が入る、3時間半近い長編です。

長編なので、途中寝てしまうのではないかと危惧してましたが、全く杞憂でした。

久々に骨太の映画を観たという感じです。

日航の実在の人と、御巣鷹山墜落事故をモチーフにしていますが、フィクションとして観ないと、企業イメージの誤解を招きます。

一言では語れる内容ではありませんが、大組織の中での個人の信念と、信念に関わる悲哀が問われていると思います。

個人的には、仕事一筋であまり家庭を顧(かえり)みれない、主人公の苦悩に共感するものがありました。

もっとも、私はお酒で家を顧みない場合も多いですが・・・

何れにしても、CG技術オンパレードの娯楽映画が多い中、こんな映画もよろしいのではないかと思います。

エンディングで流れた、福原美穂の「cry no MORE」と云う曲も、出色の曲でした。

事実、最後のテロップが流れ終わり、照明が点くまで誰も席を立つ人はおりません。

そんな意味でも、完成度の高い映画だと思います。


少しココロが満たされた連休でした。

しかし、残念ながら一番満たされたのは、音楽や映画で気分がよくなり、二晩飲んだビールと、多すぎたビールの肴で出たお腹だったようです・・・
コメント
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