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能登川亀文堂・風神雷神紋鉄瓶

2008年11月23日 14時06分55秒 | 金属の骨董品
そのむかし、滋賀の湖東地方にあった「日本亀文」との銘のある鉄瓶です。
初代の正平の名声は高く、初代の作品はおどろくほどお高いですよね。

初代亀文波多野正平は家業の醸造業を継がず、京都の龍文堂四方安平の弟子となり、のちに独立しました。
豪放磊落、風雅を志す文人肌の芸術家で、酒を好み、家計をかえりみることがなかったと言われています。
元治の兵火で家を失い、近江信楽の代官多羅尾氏を頼って身をよせ、のちに日野に移り、
最後には能登川に居を移しました。
それはこの地の山水をたいそう好んだためであると言われています。
いまも鉄瓶・茶釜・火鉢・文房具などは美術品として尊重されているそうです。




これは、亀文堂としては、最晩期に造られたそうで、昭和に入ってからだそうです。
亀文堂の作品は、蝋鋳型の作品ということで、コストがかかり
昭和の始めに、工房としては閉鎖となったようです。




亀文堂鉄瓶は、人気が高く残存する作品が少ないので、ニセモノも多くあるようです。
これは、信用のおける骨董商からいただいたもので、本物と思っております。




コピー商品との違いは、蓋の摘みの部分と、ビンの膨らみを横から観たフォルム、
あと、彫刻の厚みが違うようです。

    つるまでの高さ約、21cm・最大巾18cm