古伊万里江戸後期物万歳

古伊万里江戸後期ものの魅力。

恭賀新年

2010年01月01日 13時45分42秒 | 古伊万里=染付中皿
明けましておめでとうございます。

昨年は、いろいろとお世話になりあとうございました。

でも、新年って、明けるとどうしてお目出度いのでしょうか?

みんな健康無事で歳を越すことができ、新しい歳神様への感謝の気持ちなのでしょうか?

こども心に、不思議に思いましたが、いまだにスッキリしないんです。。。(笑)

ただ、わが家の習慣として、初詣は、墓参と決まっておりまして、今朝もう、お参りを済ませてきました。




コレクションの中から寅図をひっぱりだしてみました。




まともにUPしたのでは、よく見えないので、明度とコントラストを、すこし加工してみました。
これで、いくぶん寅図が見やすくなったでしょうか?他に唐子なども見えます。




時代は、宝暦~天明期くらいでしょう。 この時代に流行った陽刻タイプの大皿です。




  追記☆ この寅と唐子の図の意味は、館長さんの日記で教えていただきました。

楊香(ようきょう)という14才の少年がおったそうな。
ある時、父とともに、山の中に入ったところ、荒々しい虎に出あった。
楊香は父の命を失うことを恐れて、虎を追い払おうとしたが、それもかなわなかったので、
天の慈悲を頼み「どうぞお願いですから、私の命を虎に与え、父を助けてください」と深く祈った。
すると、天もこのことを哀れんで、今まで、猛々しいようすで取って食おうとしていた虎はにわかに尾をすぼめて逃げ去った。
そのために父子ともに虎の難儀をのがれ、無事に家に帰り着いたということであった。
これも、ひとえに、孝養の心が深いために、このような不思議なことが起こったのにちがいなかった。

そういう意味の漢詩の一部がか書かれてるそうです。

  直径約、31cm

       本年も宜しくお願いいたします。


コメント (19)
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