古伊万里江戸後期物の魅力

古伊万里江戸後期ものを中心としたブログです。
その日の気分で、俳句も作ってみようと思います。

松島をたたえる漢詩入り八角皿

2010年11月27日 21時18分44秒 | 古伊万里=染付中皿
エコポイント獲得のための駆け込み需要で、電気店がにぎわったいるそうですが、
先週、買ってしまったので、ひとまず安心しています。
 
最近の液晶テレビの映りのよいのには、びっくり、
むかしのブラウン管ように、赤色が流れることもなく、くっきりと映りますものね。
パソコンの画面みたい。(笑)
 
カラーテレビが出始めた頃は、
当時カラー放送は、アメリカと日本だけで、
ときどき、送り出す放送局の色バランスが崩れて、
真っ赤な画面になったり、真っ青になったり、テレビが故障したのでは??
と思いあせったことも、年中ありました。
まだ、真空管の時代でしたから、音は、独特の深みのある音で、
いまのテレビよりも、かなり厚みのある美しい音がしていました。
あの温かい、真空管の音は、ちょっと忘れられません。
 
 
これは、江戸後期の八角皿です。
 

 
 
なにやら、漢詩が書いてありますが・・・
「天下有山水各擅一方美衆美帰松洲天下無山水」
と書いてあります。
意味は、『天下に山水の名所あり。あらゆる一景色において松島より
優れた誉れ高い山水の名所は無し』という意味らしいです。
仙台の松島を、べた褒めした漢詩になっているそうです。
 

 
皿フチになりやら、風景が描いてありますが、
松島よりも、なんだか近江八景の一部にも見えます。
むかしの人って、あんがいいい加減なのでしょうか?(笑)
 

 
最大直径・約30cm
 
  江戸後期・文化~天保期