古伊万里江戸後期物万歳

古伊万里江戸後期ものの魅力。

志田焼漢詩山水紋大皿

2007年08月05日 18時41分46秒 | 志田焼




 志田焼の山水紋の大皿です。

志田焼にしては、珍しい裏絵の漢詩山水紋で、最初は志田ではないのでは・・・
とおもいましたが、まぎれもなくエンゴベー(白化粧)が表のみに施してありました。

こういう、江戸期の山水図は、実に愉快で、味がありますし、飽きの来ない良さがありますが、
一般に人気がないので、安値で放置されている場合がほとんどではないでしょうか。

こういう山水文様は、おそらく専門の陶工さんがいて、山水専門に絵付けをしていたのでは、ないでしょうか?
手馴れた筆使いに、バランスを感じさせる呉須の濃淡が、全体を引き締めて、
見ているものに安心感を与えます。


時代は、幕末のころ

  直径約35㎝×高さ約6㎝



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17 コメント

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確かに山水は人気薄ですねえ。 (志維求堂)
2007-08-06 07:43:00
元々、山水は神の象徴やったんですよね。ですから中国の古い掛け軸では、山水が一番格上やったらしいです。
でもまあ、飾る物としては、もう少し変化が欲しいとこですね。
それだけに上手物が安く買えるチャンスはありますね。
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山水に漢詩。確かに触手を伸ばさない分野です(笑)。 (ついんぱわー)
2007-08-06 14:10:00
twinもビクさん↑と同じで、大皿=豪邸住まい=お金持ち=我が家に縁がない、と連想してしまいます。
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ピクさん。 (宮松里(みやまつり))
2007-08-07 05:48:00
あの、白抜きの蛸唐草を買うお金で、この大皿、4~5枚買えると思うよ。ピクさんの方が、お金持ちだと思います(笑)。
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志維求堂さん。 (宮松里(みやまつり))
2007-08-07 05:51:00
山水文様もなかなか、いいでしょ。(笑)
山水文様のよさがわかれば、大人の世界の仲間入りです。(笑)
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ついんばあさん。 (宮松里(みやまつり))
2007-08-07 05:53:00
ついんばあさんの高価な素晴らしいコレクションこそ、私のようなお金のない人間には、縁がありません(笑)。
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こないだ、亀山焼(長崎の藩窯らしいです。)の線描きのエエ山水があったんですよ。 (志維求堂)
2007-08-07 07:12:00
細かい線で丁寧に描いてるの!! さすが藩窯!!
ところが!! あたしが忌み嫌うニューがあったんですよ!!
残念でしたわぁ。。。。。。。
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繊細な筆致の山水ですね。あばら家住まいの私ですが、志田の大皿、数だけは (かさね)
2007-08-07 13:26:00
だいぶんたまりました。そろそろみやまつりさんを見習って、質の向上を目指したいです。
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志維求堂さん。 (宮松里(みやまつり))
2007-08-08 04:38:00
亀山焼は、いいですね。網手の小皿一つ持っていますよ。
ニューは、ぼくも、ちょっと躊躇します、残念でしたね。
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No title (越前屋平太)
2007-08-08 14:45:00
空間を上手に生かした“らしからぬ”という印象を受けましたが、裏面の「蘭と漢文」、間違いなく志田焼ですね。なんと書いてあるんでしょうね?私はこの手の裏行きのものは未だ持ってないので、もし入手出来たら解読するのも楽しみです^^
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平太さん。 (宮松里(みやまつり))
2007-08-08 18:49:00
そう、これは、志田らしい感じがあまりないんですよね。
図録で、調べたらこの裏絵は、ありました。

絵付けは、おそらく有田の職人さんでしょうか。
多少人間の移動もあったのかもしれませんよね。
絵をある程度学んだ経験のある人と言う印象が強いです。
漢詩は苦手なので、平太さんか、あるいは、志維求堂さんにおまかせします(笑)。
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