強いこだわりを持つと平凡なデザインを集めてしまう、ってことありませんか?
以前、わたしは、オランダ人の付いた古伊万里に興味を持って、集めてた時がありました。
もう、オランダ人らしきモノが付いた伊万里があると、すごく魅力的に見えた時代がありました。
南蛮人か唐人か、区別のつきにくい図柄まで集めてしまいました。
はっと、気が付くと確かに外国人らしい人物が描いてあるのですが、
全体のデザインからすると、どうにもならない様な平凡な、意匠・デザインの鉢や皿の数々。。。
デザインの納得いかないものは、すぐに飽きてしまい押入れの中奥深く仕舞いこんでいる自分に気が付きました。
知的好奇心を満たしてくれた、オランダ人の皿や鉢でしたが、
わたしは、その時、基本的に自分がデザインが優れていると思うようなモノを集めなければならないのではないかと思いました。
コレクションをする以上は、節度も必要で、あるコダワリはどうして必要だと思いますが、
必要以上、あるモノに強いコダワリを持って蒐集をしていると、結果として平凡なモノしか集められないのではないか、と思うようになりました。
コダワリは、人様々だと思います。
ある時代にこだわる人、ある特定の窯名にこだわる人、。。。
それらに、こだわりを持ちつつも、バランスのとれたコレクションを拝見する時。
とても、すがすがしい気持になります。
ここのブログで、出会った多くの方のコレクションが、その優れたコレクター達でありました。
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比較的大きな猪口です、おそらく生まれは、向こう付けでしょうか。
これは、デザインはわりと良い方では、ないかと思っています。
ハッキリと蘭人とわかる絵が描いてあります。
直径約9cm高さ約8㎝
寛政~文化期の頃と思います。
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我ながらどこに向かっているのかサッパリわかりません。
一貫性がないかも?ですね。
たしか、幕末モノにインデアン模様とか言うのがありましたよね。
実際のところは、便宜上いっているのか、どうかわかりませんが。。。。?
衝動買いなど、無縁の方と思っていましたよ。。
みなさんが見落としてしまいそうな、あるいはまだ、価値を見出していないがよいモノを、大切になさっている。
その中に美を発見しようとなさっている。
そんな感じがしますが。。。
あの・・ねこ虎も、いいですね。
伊万里のねこ虎、何点か持っていますよ(笑)
これは、これで、立派なこだわりですね♪
図柄で値段が、というなら、何年か前、うさぎ柄がはやりましたよね。