goo

健康面からのたばこ値上げ論の矛盾

2009年11月11日 | たばこ弁護の諸説紹介
● 健康面からたばこの値段を上げる、という考え方を平然として主張している政治家がおります。さらに、民主党政権下でもたばこ増税への意見が強くなっています。その論理からすると、当然にも体に悪いニコチン・タール値の高いたばこほど値段を上げると言い出す始末です。

● 「エコー」と「しんせい」が1箱180円、「わかば」は190円です。ニコチンとタール値をみると、エコー(15mg、1.0mg)、しんせい(22mg、1.4mg)、わかば(19mg、1.4mg)となっています。これらのたばこを「健康への影響度」から増税するならば、マイルドセブンなどよりも高い値段になってしまいます。

● 私が知る限り、これら3つのたばこは、地方在住の高齢者たちが少ない小遣いの中から、毎日の楽しみとして買い求めているようです。「300円を600円」にすれば2倍ですが、「180円を600円以上」にすれば3倍以上になってしまいます。この消費不況といわれる「値下げ」の時代に、消費財(合法的な商品)を2~3倍にするというのは暴挙そのものです。

● また、これを黙って見過ごしたり、歓迎したりするようでは、将来の大増税に直結してしまうのでないでしょうか。たばこを吸う者だけに、過大な税を負担させることが許されるならば、次はお酒、福祉、国防といったことで、増税の波が押し寄せてくることになると思われます。
goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )