今年の12月以降、長年親しまれてきた「しんせい」が廃止になるそうです。私が生まれる以前の1949年の6月1日に発売されて以来、ずっと両切たばこでしたが、2016年からフィルター付きになりました。
物心ついた自分にとって、たばこといえば、父や周囲の大人たちがこぞって口にしていた「しんせい」でした。農作業の合間に、一本のしんせいを二つにちぎり、その一つを吸って、もう一つは耳に挟んでおく人も多く見かけました。
短いしんせいの吸い方にも特徴があって、親指と人差し指でつまみ、ギリギリまで吸うのでした。だからというわけではないですが、大人たちの指は、たばこのヤニで茶色くなっていたように記憶しています。
物心ついた自分にとって、たばこといえば、父や周囲の大人たちがこぞって口にしていた「しんせい」でした。農作業の合間に、一本のしんせいを二つにちぎり、その一つを吸って、もう一つは耳に挟んでおく人も多く見かけました。
短いしんせいの吸い方にも特徴があって、親指と人差し指でつまみ、ギリギリまで吸うのでした。だからというわけではないですが、大人たちの指は、たばこのヤニで茶色くなっていたように記憶しています。