実家の宝塚での落語会ヘ、高一の甥っ子と一緒に。
JRの中山寺駅からの車の送り迎いつき。
キレイな公民館で、座席指定で、ロビーで待つ人も余裕。
各椅子に一枚ずつ、座席番号を貼り付けての心使い。
嬉しいですな。
一、笑福亭たま・・・・・・・・・・・・「胎児」
出てくるナリ、「ありがた迷惑」について、
先日、呑み会でファンの方が、
「東京で、飲んでると、58才の噺家さんが、大阪のたまの
あれは、落語じゃねいよと・・・言っていたので。」
「それでも、あんたの落語より、断然、おもしろいわ。と言うときました。」
あらら、私の知らんとこで、勝手に自分が悪者になっていると、
あまり、いらん、おっせかいはされませんように。・・・と。
はなしは,妊婦さんのおはなし。
お腹のの中を、エコーで見ると、臍の尾で
「宇宙遊泳」、「悪代官の腰元のあれぇお代官様・・」
「これ位の高さと・・池のめだかのネクタイ」と胎児があそぶ。
逆児であると気付いた、双子の兄弟は本来は正常にと言うなり。
突然、たまさん、舞台の上で、金の鯱の如く、逆立ち。
そして、そのあと3分ほど、逆立ちのまま、落語を、
「衝撃的」・・・・でも落語を、冒瀆しているとかでは無く。
とにかく、おもしろい。
ライバルでもあり、目指す人でもある師匠の前で
舞台狭しと、のびのび延じている、たまさんを見て
師匠に、福笑師匠を選んだ理由が解った気がした。
たまさんの落語への探求の真髄をみた「胎児」であった。
二、笑福亭福笑・・・・・・・・・・・・「三人旅」
最初に、六代目松鶴師匠の愛情ある育て方を披露。
「へた、やめとけ。」
「あーちゃん、このひと、もう噺家やめはぁるみたい」
「情けない、やめ、去ね、死ね」
と、いたって愛情のある言葉で・・・・・と。
でも、師匠の言葉のひとつひとつをかみ締めるように
思いで深く話しを・・・、そして今年が師匠の23回忌。
「この三人旅、鶴光お前知ってるか、福笑に教えたれ」と松鶴が。
そののち、師匠の前でやってると、
「誰に教えてもらいましたん。いらん具たくさんいれて。
勝手に、しゃべりなはんねんなぁ。」と、ムカムカしましたが。
今日のこの「三人旅」。その時、鶴光兄さんにつけてもうた噺です。
話しは、馬方をなぶるが、馬方も負けずになぶり返す。
次から次へと馬方を変えては、逃げる。・・・おもしろい。
山場も無いが、味のある噺。
ストーリー性が無いだけ、演者の腕が必要。
さすが、福笑師匠、最後まで挽きつけて飽きさせない芸。
三、笑福亭三喬・・・・・・・・・・・・「まんじゅう恐い」
高座に上がるなり、たまさんの乱した毛氈。
福笑師匠とたまさんの飛ばしたツバキで汚れた
見台の拭き掃除。でもおふたりさん、よう飛ばしていましたなあ。
まんじゅう恐い。いつものように、張りのある声で、三喬の世界ヘ。
「高砂屋の上用饅頭」
「カンセン堂の栗饅頭」
「利休堂の羽二重餅」
「湖月の最中」
「551の豚マン」と、饅頭、和菓子のオンパレード。
各、まんじゅうの食べ方、食べ分け、うまいのなんの。
甘党の三喬さんならでのしぐさ、食べっぷり。
普段そのままの、食べる楽しさ、こちらまで伝わる。
甘党でありながら、医者から食事療法で、ストップが
かかっている私にとっては、思わず、生つば。ごくり。
みっさんより先に、
「熱いお茶が欲しく」・・なりました。
中入り
四、林家花丸・・・・・・・・・・・・・・「あくびの稽古」
すっきりとまとめて、はなすじの通った話しぶり。
「もらい湯のあくび」
「将棋のあくび」もあり、それなりの品も感じられる。
しかし、この話し、爆笑編にするには
それなりの、更なる技量が必要か。
「あくびの稽古」の難しさが、ひしひしと感じる今月か。
五、笑福亭福笑・・・・・・・・・・・・「ないもん買い」
あがるナリ、「ネタがカブル」とお詫び。
同じネタは、さけているのですが、
今日の、「三人旅」と、「無いもん買い」
旅ネタと買い物ネタで違うと思ったが
よくよく考えると、馬方と商人と相手は違えど
「なぶる」ネタ。・・・・ご容赦の程、よろしく。
「金物屋」・「古手屋」・「味噌屋」・「饅頭屋」
「無いか。無かったら、また、来るは・・・さいなら」と
怒鳴る芸、過激な芸。との看板がついているが、
もう少し毒気、刺激が欲しい気がしたが、
今日は「古典」を二席、笑福亭の噺をじっくりと堪能。
メンバー充実のお値打ち、公民館寄席でした。
第85回・公民館寄席~福笑の会
2008年5月23日(土)14:00開演
宝塚市立東公民館
一、笑福亭たま・・・・・・・・・・・・「胎児」
二、笑福亭福笑・・・・・・・・・・・・「三人旅」
三、笑福亭三喬・・・・・・・・・・・・「まんじゅう恐い」
中入り
四、林家花丸・・・・・・・・・・・・・・「あくびの稽古」
五、笑福亭福笑・・・・・・・・・・・・「ないもん買い」
JRの中山寺駅からの車の送り迎いつき。
キレイな公民館で、座席指定で、ロビーで待つ人も余裕。
各椅子に一枚ずつ、座席番号を貼り付けての心使い。
嬉しいですな。
一、笑福亭たま・・・・・・・・・・・・「胎児」
出てくるナリ、「ありがた迷惑」について、
先日、呑み会でファンの方が、
「東京で、飲んでると、58才の噺家さんが、大阪のたまの
あれは、落語じゃねいよと・・・言っていたので。」
「それでも、あんたの落語より、断然、おもしろいわ。と言うときました。」
あらら、私の知らんとこで、勝手に自分が悪者になっていると、
あまり、いらん、おっせかいはされませんように。・・・と。
はなしは,妊婦さんのおはなし。
お腹のの中を、エコーで見ると、臍の尾で
「宇宙遊泳」、「悪代官の腰元のあれぇお代官様・・」
「これ位の高さと・・池のめだかのネクタイ」と胎児があそぶ。
逆児であると気付いた、双子の兄弟は本来は正常にと言うなり。
突然、たまさん、舞台の上で、金の鯱の如く、逆立ち。
そして、そのあと3分ほど、逆立ちのまま、落語を、
「衝撃的」・・・・でも落語を、冒瀆しているとかでは無く。
とにかく、おもしろい。
ライバルでもあり、目指す人でもある師匠の前で
舞台狭しと、のびのび延じている、たまさんを見て
師匠に、福笑師匠を選んだ理由が解った気がした。
たまさんの落語への探求の真髄をみた「胎児」であった。
二、笑福亭福笑・・・・・・・・・・・・「三人旅」
最初に、六代目松鶴師匠の愛情ある育て方を披露。
「へた、やめとけ。」
「あーちゃん、このひと、もう噺家やめはぁるみたい」
「情けない、やめ、去ね、死ね」
と、いたって愛情のある言葉で・・・・・と。
でも、師匠の言葉のひとつひとつをかみ締めるように
思いで深く話しを・・・、そして今年が師匠の23回忌。
「この三人旅、鶴光お前知ってるか、福笑に教えたれ」と松鶴が。
そののち、師匠の前でやってると、
「誰に教えてもらいましたん。いらん具たくさんいれて。
勝手に、しゃべりなはんねんなぁ。」と、ムカムカしましたが。
今日のこの「三人旅」。その時、鶴光兄さんにつけてもうた噺です。
話しは、馬方をなぶるが、馬方も負けずになぶり返す。
次から次へと馬方を変えては、逃げる。・・・おもしろい。
山場も無いが、味のある噺。
ストーリー性が無いだけ、演者の腕が必要。
さすが、福笑師匠、最後まで挽きつけて飽きさせない芸。
三、笑福亭三喬・・・・・・・・・・・・「まんじゅう恐い」
高座に上がるなり、たまさんの乱した毛氈。
福笑師匠とたまさんの飛ばしたツバキで汚れた
見台の拭き掃除。でもおふたりさん、よう飛ばしていましたなあ。
まんじゅう恐い。いつものように、張りのある声で、三喬の世界ヘ。
「高砂屋の上用饅頭」
「カンセン堂の栗饅頭」
「利休堂の羽二重餅」
「湖月の最中」
「551の豚マン」と、饅頭、和菓子のオンパレード。
各、まんじゅうの食べ方、食べ分け、うまいのなんの。
甘党の三喬さんならでのしぐさ、食べっぷり。
普段そのままの、食べる楽しさ、こちらまで伝わる。
甘党でありながら、医者から食事療法で、ストップが
かかっている私にとっては、思わず、生つば。ごくり。
みっさんより先に、
「熱いお茶が欲しく」・・なりました。
中入り
四、林家花丸・・・・・・・・・・・・・・「あくびの稽古」
すっきりとまとめて、はなすじの通った話しぶり。
「もらい湯のあくび」
「将棋のあくび」もあり、それなりの品も感じられる。
しかし、この話し、爆笑編にするには
それなりの、更なる技量が必要か。
「あくびの稽古」の難しさが、ひしひしと感じる今月か。
五、笑福亭福笑・・・・・・・・・・・・「ないもん買い」
あがるナリ、「ネタがカブル」とお詫び。
同じネタは、さけているのですが、
今日の、「三人旅」と、「無いもん買い」
旅ネタと買い物ネタで違うと思ったが
よくよく考えると、馬方と商人と相手は違えど
「なぶる」ネタ。・・・・ご容赦の程、よろしく。
「金物屋」・「古手屋」・「味噌屋」・「饅頭屋」
「無いか。無かったら、また、来るは・・・さいなら」と
怒鳴る芸、過激な芸。との看板がついているが、
もう少し毒気、刺激が欲しい気がしたが、
今日は「古典」を二席、笑福亭の噺をじっくりと堪能。
メンバー充実のお値打ち、公民館寄席でした。
第85回・公民館寄席~福笑の会
2008年5月23日(土)14:00開演
宝塚市立東公民館
一、笑福亭たま・・・・・・・・・・・・「胎児」
二、笑福亭福笑・・・・・・・・・・・・「三人旅」
三、笑福亭三喬・・・・・・・・・・・・「まんじゅう恐い」
中入り
四、林家花丸・・・・・・・・・・・・・・「あくびの稽古」
五、笑福亭福笑・・・・・・・・・・・・「ないもん買い」