ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

趣味(落語と本)の話と大好きなうどんを中心に、ごまめになってもいちょかみで幅広くお届け

旧鴻池邸で各師匠を彷彿~大美落語会

2008-05-30 00:50:08 | 落語
淀屋橋から、オフィス街を歩いて、大阪美術倶楽部ヘ。
場所柄か、お客様の7割が上品そうな中年女性。
250名程、ほぼ満員。

一、笑福亭たま・・・・・・・・・・「刻うどん」

最近使っている、つかみ。
肉をバラバラにして流す犯罪があったり、
女の子今だ見つからない犯罪があったり、
家に居れば安全な、今日この頃に
わざわざお越しくださいまして・・・ありがとうございます。

刻うどんで、昔の刻の数え方を。
今の12時が、九つ。6時が六つ。六つから七つ、八つ、九つ。
そして、三つ、四つ、五つ、そして暮れ六つと。
扇子をもって、何度も。何度も。
全員、理解したところで。・・・刻うどん・・スタート。

うどん屋相手に、相棒を残したまま、うどんを食べるところ、
たま風のおもしろさ。漫画的。ビジュアル的。・・箸で目を突いてでも。

トップバッターとしては、爆笑度十分。
見る度ごとにエスカレート、面白さ倍増。、
先週に続いて、福笑さんの弟子を極める、たまさんでした。
それと、繁昌亭大賞の「輝き賞」受賞、おめでとうございます。


二、桂宗助・・・・・・・・・・・・・・「はてなの茶碗」

師匠の米朝さんの色紙には、「一期一会」。
あるそばやで頼まれて書くと。一緒に来ていた弟さんが、
「一期一会」とは、この店には二度と来ないということか・と。

この場所は旧の鴻池邸で落語には、鴻池さんはよう出て来ますが。
今日の「はてなの茶碗」の中にも。

宗助さん、いたるところで、師匠の米朝さんの話っぷり。
品性があり、落語の世界へ引き込む。

いまや、生で米朝さんの落語を聴きたければ、宗助さん。
ほんま、師匠に似るという事は、大事ですな。
順番で言うと、亡くなられるのは、やはり師匠ですから。
その後・・・なつかしむファンが、どっと押し寄せたりして。
ああ・・なんと不謹慎な。

ヘンなデフォルメ無くても、素材よさで食べさせる高級料亭。
「一文笛」、「百年目」、「替り目」など早く聴いてみたい。


三、笑福亭竹林・・・・・・・・・・「堪忍袋」

まずでて来るなり、業務連絡。
①・阪神が、3回2点いれて同点に追いつきました。
、、、文太師匠と同じ、阪神ファンか。
②・こもん亭、文華に替わって坊枝が代演。
③・林間つれもて寄席、さん吉では無く、左ん吉さん。
謹んでお詫びを。

噺は、夫婦のきもちのスレ違い。
まあ、夫婦げんかなど、ふとした事で・・。
普段なんとも無い事でも、その日の気分次第で大喧嘩に。

お互いの言い分、聞いてくださいと言うくだり。
どちらも、ごもっとも。仲裁、裁判官は難しいですな。

でも、竹林さんも、六代目の松鶴師匠の声、雰囲気がチラチラ。
きたない声での、女性、味がありまっせ。


四、桂三象・・・・・・・・・・・・・・「三象踊り」

私のコメント、遠慮させていただきます。
ただ、後ろのおばさんが、踊りを見て
「こんなん、会社の普通の宴会やんか。」、・・・厳しいでんな。


五、桂文太・・・・・・・・・・・・・・「たちぎれ線香」

出てくるなり、後方から、「待ってました」、「たっぷりと」
女義太夫か、声援が飛ぶ。

日頃から、文太教の信者とすれば、田辺寄席以外でのトリ。
そして、声援に。うれしく、そして頼もしく見える。

「たちぎれ線香」、初めての出会い。
でも、去年の落語検定では、
三味の音で、小糸さんの音はこんなものかと、山勘で正解。
地唄で「雪」というらしいが。

よろしいな。若旦那と芸妓の添わない恋。
鴻池の邸宅にそして、北浜に相応しい噺。
文太師匠も、時が止まったのごとく、ゆったりと。

はんなりとした、気持ちで、外へ。

次は、我が女房「・・・・」と一緒にと思う。
大美落語会でした。


第二回・船場今橋・大美落語会
2008年5月29日(木)PM6:30開演
大阪美術倶楽部 2階光琳の間

一、笑福亭たま・・・・・・・・・・「刻うどん」
二、桂宗助・・・・・・・・・・・・・・「はてなの茶碗」
三、笑福亭竹林・・・・・・・・・・「堪忍袋」
中入り
四、桂三象・・・・・・・・・・・・・・「三象踊り」
五、桂文太・・・・・・・・・・・・・・「たちぎれ線香」

又、後日報告しますが、時間が無くて・・・・・・。
コメント
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