・・・・・・・・・・・・・・・・第490回・田辺寄席・表看板・・・・・・・・・・・・
子供が主役の「真田小僧」、さぞ都んぼさんのはまり役と期待。
米輔さんの「抜け雀」も、さぞ上品な噺を。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
開口〇番・・・・・・・・・・「メ」・・・「メリハリ」・・桂文太
金曜日に、田辺寄席の世話役の大久保さんの息子さんの結婚式が
あって、文太師匠も披露宴に。
そこで、最近言っている「あいうえお」にちなんで、
夫婦仲良くする、「たちつてと」を祝辞としたので、
今日は、ご披露致します。
「た」・・田辺寄席に聞きにくる。しかし、手伝いは駄目。
「ち」・・力を合わせる。例えば、キャンプに行けば
・・・・・・新婦が米一升を運んだら、新郎は飯ごうを運ぶ。
・・・・・・新婦が水2ℓを運ぶと、新郎は紙コップを運ぶ。
「つ」・・つきあい悪くなっても良い。から家を大事に。
「て」・・適当な距離をおく。この前も本町から難波まで歩いた時
・・・・・・私が難波に着いた時、嫁さんは心斎橋辺りをウロウロと。
「と」・・時々、手を握り合う。まあ手が荒れているのを発見できます
まあ、ちゃんと長続きのコツをいれながら、
当日の披露宴では、さぞうけたでしょうな。
でも、人生すべてがメリハリと、無理やり、開口0番へ。
大久保ユウタさん、アイコさん、ご結婚おめでとうございます。
笑いがあれば、すべて解決しますで。
一、桂佐ん吉・・・・・・・・・・・・・・・・・・「犬の目」
佐ん吉さんの、犬の目、誰のよりおもしろい。
メリハリがあり、のびのびと演じている。
医者の先生も、さほど老人では無く、犬に目を食われても
動じることなく、犬の目を患者の目にいれてしまう。
この様子をみていると、日常茶飯事のことか。
佐ん吉さんの落語にも、余裕が感じられる。
へんな味付けもなく、若さだけの新鮮味のある犬の目でした。
二、桂都んぼ・・・・・・・・・・・・・・・・・・「真田小僧」
今日のお目当ての都んぼさんの真田小僧。
東京では、六文銭と言うらしいが。
期待どおりに子供の悪知恵が働き、口達者。・・・最高。
親父を親父と思うことなく、言葉たくみに、小遣いを巻き上げる
1文、2文、3文で計6文、六文銭で真田幸村であるが、
本来、このあと真田幸村がオチビと同じ年頃の時
知恵を使って味方を助け、我が息子とは大違いと父親が母親に。
小遣い稼ぎで悪知恵が働く息子と嘆く父親と
見どころがある息子であると味方する母親。
そこまでいって題どおりの真田小僧、今日のところでは六文銭。
今の形でも最高の出来だけに、後半までたっぷりやっていただいて
都んぼさんの完全版、真田小僧、是非見てみたいですな。
三、桂文太・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「饅頭こわい」
前半の好きなもんを順に言い合うところで、
二番目が酒で・・・・・・一番は言い難くそうにしているやつ
一番は、「おまえの嫁はん」・・・おもしろいですな。
嫌いなものを言い合うところでも、同じやつ
一番嫌いなのは、「おまえや」、この演出気に入りましたな。
どんぶり鉢に、おぼろ月夜。嫌いなのは、ヘビ、百足に、蟻と
好き嫌いで盛り上がる。
肝心の饅頭に入ってから意外とあっさり。
高砂やの薯蕷、橘屋のへそ、・・・・の羽二重餅、蓬莱の豚饅
饅頭も6個も7個も種類たっぷりに出して頂き
光っあんが、各まんじゅうを美味しく食べるシーンも
たっぷりと欲しかったですな。
まあ、糖尿で甘いものを抑えられている私の願望でしゃろか。
四、月亭遊方・・・・・・・・・・・・・・「オオサカ・シネマロッケンロール」
いつものごとく、遊方さんの、なんとも元気な舞台。
まんじゅうに続いて、大阪の住之江あたりでのロケ隊の話。
映画の筋は、東京のヤクザが大阪のヤクザに殴り込みをかける
主人公の銀二と、弟分のアキラ。その銀二の別れて施設で育った
息子がしているそのたこ焼屋に、殴りこみの前日訪れるという設定
映画のロケ隊がやってきて、実際のたこ焼屋を使って
撮影しようとするが、東京の映画監督と大阪弁の下手な役者に
本職のたこ焼屋の夫婦が、口出しする。
中身は、大阪文化と東京文化の抗争。
通天閣と東京タワーの戦い。
まあ、文化の違いまざまざと笑いに変える。
大阪文化、賞賛の物語。「オーサカ・シネマロッケンロール」
結構、力の入った、ようできた作品でおましたで。
五、桂米輔・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「抜け雀」
物語に入る前の、絵師の着ているもの、風体を説明するところで
急いでおられるのか、カミカミ。
ご自分でもわかっておられるのか、エスカレートしてしまい
エンスト状態で、噺へと・・・・・・。
米輔さんほどのベテランでも、調子がでずまに最後のサゲへ。
「何の親不孝なことでございましょうか」
「いや、現に、親にかごをかかせておる」と。
親に、駕籠かきをさせたというか、
順当であれば、息子がかくべきものを
親にかかせたということか。
まあ、調子の悪い日もあるのが、生の落語の楽しさ。
いずれにせよ、上品で笑いの少ない噺、抜け雀。
語りべとしてのベテランの味、充分味わえましたで。
追加、最後の抽選会で、昼席に続き、次回のペア券当る。
こんなに、当って良いのやら、・・・。
今週必ず、宝くじ、ロト6、買います。
何か、運が回ってきている予感がする、
今日此の頃でございます。
第490回・田辺寄席
2009年3月21日(土)午後6:00開演
大阪市阿倍野青年センター
一、桂佐ん吉・・・・・・・・・・・・・・・・・・「犬の目」
二、桂都んぼ・・・・・・・・・・・・・・・・・・「真田小僧」
三、桂文太・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「饅頭こわい」
仲入り
四、月亭遊方・・・・・・・・・・・・・・・・・・「オオサカ・シネマロッケンロール」
五、桂米輔・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「抜け雀」
09-21-89
子供が主役の「真田小僧」、さぞ都んぼさんのはまり役と期待。
米輔さんの「抜け雀」も、さぞ上品な噺を。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
開口〇番・・・・・・・・・・「メ」・・・「メリハリ」・・桂文太
金曜日に、田辺寄席の世話役の大久保さんの息子さんの結婚式が
あって、文太師匠も披露宴に。
そこで、最近言っている「あいうえお」にちなんで、
夫婦仲良くする、「たちつてと」を祝辞としたので、
今日は、ご披露致します。
「た」・・田辺寄席に聞きにくる。しかし、手伝いは駄目。
「ち」・・力を合わせる。例えば、キャンプに行けば
・・・・・・新婦が米一升を運んだら、新郎は飯ごうを運ぶ。
・・・・・・新婦が水2ℓを運ぶと、新郎は紙コップを運ぶ。
「つ」・・つきあい悪くなっても良い。から家を大事に。
「て」・・適当な距離をおく。この前も本町から難波まで歩いた時
・・・・・・私が難波に着いた時、嫁さんは心斎橋辺りをウロウロと。
「と」・・時々、手を握り合う。まあ手が荒れているのを発見できます
まあ、ちゃんと長続きのコツをいれながら、
当日の披露宴では、さぞうけたでしょうな。
でも、人生すべてがメリハリと、無理やり、開口0番へ。
大久保ユウタさん、アイコさん、ご結婚おめでとうございます。
笑いがあれば、すべて解決しますで。
一、桂佐ん吉・・・・・・・・・・・・・・・・・・「犬の目」
佐ん吉さんの、犬の目、誰のよりおもしろい。
メリハリがあり、のびのびと演じている。
医者の先生も、さほど老人では無く、犬に目を食われても
動じることなく、犬の目を患者の目にいれてしまう。
この様子をみていると、日常茶飯事のことか。
佐ん吉さんの落語にも、余裕が感じられる。
へんな味付けもなく、若さだけの新鮮味のある犬の目でした。
二、桂都んぼ・・・・・・・・・・・・・・・・・・「真田小僧」
今日のお目当ての都んぼさんの真田小僧。
東京では、六文銭と言うらしいが。
期待どおりに子供の悪知恵が働き、口達者。・・・最高。
親父を親父と思うことなく、言葉たくみに、小遣いを巻き上げる
1文、2文、3文で計6文、六文銭で真田幸村であるが、
本来、このあと真田幸村がオチビと同じ年頃の時
知恵を使って味方を助け、我が息子とは大違いと父親が母親に。
小遣い稼ぎで悪知恵が働く息子と嘆く父親と
見どころがある息子であると味方する母親。
そこまでいって題どおりの真田小僧、今日のところでは六文銭。
今の形でも最高の出来だけに、後半までたっぷりやっていただいて
都んぼさんの完全版、真田小僧、是非見てみたいですな。
三、桂文太・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「饅頭こわい」
前半の好きなもんを順に言い合うところで、
二番目が酒で・・・・・・一番は言い難くそうにしているやつ
一番は、「おまえの嫁はん」・・・おもしろいですな。
嫌いなものを言い合うところでも、同じやつ
一番嫌いなのは、「おまえや」、この演出気に入りましたな。
どんぶり鉢に、おぼろ月夜。嫌いなのは、ヘビ、百足に、蟻と
好き嫌いで盛り上がる。
肝心の饅頭に入ってから意外とあっさり。
高砂やの薯蕷、橘屋のへそ、・・・・の羽二重餅、蓬莱の豚饅
饅頭も6個も7個も種類たっぷりに出して頂き
光っあんが、各まんじゅうを美味しく食べるシーンも
たっぷりと欲しかったですな。
まあ、糖尿で甘いものを抑えられている私の願望でしゃろか。
四、月亭遊方・・・・・・・・・・・・・・「オオサカ・シネマロッケンロール」
いつものごとく、遊方さんの、なんとも元気な舞台。
まんじゅうに続いて、大阪の住之江あたりでのロケ隊の話。
映画の筋は、東京のヤクザが大阪のヤクザに殴り込みをかける
主人公の銀二と、弟分のアキラ。その銀二の別れて施設で育った
息子がしているそのたこ焼屋に、殴りこみの前日訪れるという設定
映画のロケ隊がやってきて、実際のたこ焼屋を使って
撮影しようとするが、東京の映画監督と大阪弁の下手な役者に
本職のたこ焼屋の夫婦が、口出しする。
中身は、大阪文化と東京文化の抗争。
通天閣と東京タワーの戦い。
まあ、文化の違いまざまざと笑いに変える。
大阪文化、賞賛の物語。「オーサカ・シネマロッケンロール」
結構、力の入った、ようできた作品でおましたで。
五、桂米輔・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「抜け雀」
物語に入る前の、絵師の着ているもの、風体を説明するところで
急いでおられるのか、カミカミ。
ご自分でもわかっておられるのか、エスカレートしてしまい
エンスト状態で、噺へと・・・・・・。
米輔さんほどのベテランでも、調子がでずまに最後のサゲへ。
「何の親不孝なことでございましょうか」
「いや、現に、親にかごをかかせておる」と。
親に、駕籠かきをさせたというか、
順当であれば、息子がかくべきものを
親にかかせたということか。
まあ、調子の悪い日もあるのが、生の落語の楽しさ。
いずれにせよ、上品で笑いの少ない噺、抜け雀。
語りべとしてのベテランの味、充分味わえましたで。
追加、最後の抽選会で、昼席に続き、次回のペア券当る。
こんなに、当って良いのやら、・・・。
今週必ず、宝くじ、ロト6、買います。
何か、運が回ってきている予感がする、
今日此の頃でございます。
第490回・田辺寄席
2009年3月21日(土)午後6:00開演
大阪市阿倍野青年センター
一、桂佐ん吉・・・・・・・・・・・・・・・・・・「犬の目」
二、桂都んぼ・・・・・・・・・・・・・・・・・・「真田小僧」
三、桂文太・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「饅頭こわい」
仲入り
四、月亭遊方・・・・・・・・・・・・・・・・・・「オオサカ・シネマロッケンロール」
五、桂米輔・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「抜け雀」
09-21-89