
井上氏の写真。借用してます。
一、笑福亭呂好・・・・・・・・「鉄砲勇助」
今日も、遅れて着いたのですが、入口の係の方がいないので、
こそっと二階へ上がって、後ろの席へ座る、ラッキィ。
丁度、猫背の猪の前足と後足を掴んで投げつけるところ・・・
「ああ、鉄砲勇助」・・・16匹の子供の猪がでてきて・・・。
「ハナシ、変えましょか」と、北海道の話へと・・・その移り変わり
自然ですし、キリリとしまっていながら、楽しさ満載。
若手の成長株、呂好さん、ますます、注目でっせ。
二、笑福亭松五・・・・・・・・「寄合酒 」
ベテランの味、松五さん。
暗い。 重たい。 陰気。
登場人物、すべてが、活き活きしていない。
最初から解かっていたら、こんな「寄合」には遠慮したいですな。
三、笑福亭伯枝・・・・・・・・「佐々木裁き 」
西奉行所の佐々木信濃守、大阪は東と西、江戸は北と南に
奉行所があったとか、色々と違いがあったんですな。
この噺、子供の、四郎吉の無邪気さがキモ。
なぜかチョイ違和感のある、伯枝さんの四郎吉。
賢い子には違いないのだが、一言一言にドキリとしながら
聞いているのだが、当人は、いたって無邪気。
そのかわいらしさ、ギャップが堪らんのですが・・・・。
四郎吉の描き方、ひとつで、変わる噺なんですな。
誰かがいうてましたが、まさに「佐々木裁き」ではなく「佐々木小僧」とでも
いうおはなしですな・・・・・。
四、笑福亭喬楽・・・・・・・・「花色木綿」
「裏は花色木綿」
「ホンマにここの裏のやつは、弱いやつばっかりやな」
「あぁ、裏が弱かったら、花色木綿にしときなさい。」
この、サゲ好きですな。
あの「阿弥陀池」に通じる、いかにも落語らしいオチ。
一言で、落語全編を表現する・・・・・よろしおますな。
五、桂小春團治・・・・・・・・「鴻池の犬 」
平野町に道修町、会社が備後町なのでほん近く。
サゲは「坊ちゃんに、おしっこさせはったところ」ではなく、
「旦那さんと奥さんが夫婦喧嘩の最中で、よう、食べ物、お願いできんかったわ」と、
「何で」・・・・「昔から言うがな、夫婦喧嘩は。犬も喰わんと」
(普通改作は、落ち着きが悪いもんですが)、こちらはスッキリとようできたサゲ。
でも、聞きなれた、「しー、こい、こい」、好きでおますな・・・。
(何事にも、オーセンティクで冒険が苦手なごまめで、ございます)
「角座月夜はなしの会~大爆笑!ラジ関寄席」
2017年5月22日(月)午後6:30開演
DAIHATSU MOVE 道頓堀角座
一、笑福亭呂好・・・・・・・・「鉄砲勇助」
二、笑福亭松五・・・・・・・・「寄合酒 」
三、笑福亭伯枝・・・・・・・・「佐々木裁き 」
仲入り
四、笑福亭喬楽・・・・・・・・「花色木綿」
五、桂小春團治・・・・・・・・「鴻池の犬 」
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