ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

趣味(落語と本)の話と大好きなうどんを中心に、ごまめになってもいちょかみで幅広くお届け

ごまめ自家製そば・258~2021.03.18

2021-03-18 20:53:29 | うどん・蕎麦・そうめん

ごまめ自家製そば・258~2021.03.18

“とろろ蕎麦”

とろろが食べたくなって海苔の花巻と卵の黄身を落とす、とろろなれば蕎麦、蕎麦となれば濃口の江戸風のお出汁。この蕎麦つゆ風の濃いめの出汁がとろろになじむ。薬味も山葵かと思いましたがチューブ山葵では味気ないのでなしで、でも黄身と混じりあったとろろ、美味しおますな。麺は、手間ですが乾麺のお蕎麦を湯がきましたで。
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虚人の星~島田雅彦

2021-03-18 08:08:08 | 本の少し
 ☆☆☆☆

久々に読んだ小説。小説を読まない理由に併読できないことが一番の理由。
あまりにもその世界が面白くて、終わりまで読み終えないと気が済まなくなること、この本もズバリその通り、読みだすと一気に読み終えた・・それぐらい独特の世界に引き込まれた、二重スパイ、多重人格、解離性障害、が糸になりながら二人の主人公が絡み合う。政治小説であり、これが出版された2015年、当時の首相は安倍晋三。まさに、ご本人さんを彷彿させるないようで、「私たちはともに嘘つきである。私のいうこと、考えることは全てが嘘であり、かつ真実である。私は相手によってコトバや態度を変えるが、人を騙しているつもりはない。おそらく、全く同じことを総理もしている。彼は憲法を遵守すると施政方針演説で誓っておきながら、確信犯として違憲行為を繰り返している。平和主義を唱えながら、戦争準備に余念がない、言論の自由を守ると約束しながら、自分に批判的な言論人の仕事を干し、平等な社会を実現すると謳いながら、富裕層を優遇し、格差を広げている。富の再配分と利益還元を呼びかけながら、福祉を削っている。災害対策を徹底し、安全な生活を最優先すると公約しながら、原発を稼働し、津波や土砂災害の危険区域を放置している。情報公開を進めるといいながら、政府にとって不都合な事実を秘密情報に指定し、隠蔽を図る。総理の舌は二枚どころか、毎月生え変わっている。まさに矛盾そのものを生きている。」」これは小説の中でのハナシですが、アンチ安倍のにおいプンプン。いいたいことが解るだけに小気味良いですな。

でも著者の島田雅彦さん、決して学術会議メンバーに選ばれることはありませんな。

いっきに楽しめる、島田雅彦さんの「虚人の星」でおました。



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