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「私が死んでもレシピは残る」と家庭料理をテレビに紹介した画期的な料理人、小林カツ代さん。外食こそ一流、家庭料理は二流と思われていた時代に、それは別物、もしくは並列のもので決して優劣をつけるものではないと・・。
そして、家庭で作る料理は、①おいしくて、早くて、安い ②特別な材料は使わない ③食卓にはユーモアがないといけない と。ごちそうと豪華な料理は違うと私もおもいます、ある材料でさっさと作って温かいうちに食べる、何て贅沢。「急いで作ることはあっても、手を抜いたことは一度もない」とカツ代さんは胸をはる。
忙しくされて、どんどんチャレンジ、仕事の幅、活動の範囲を広げられてそれなりの成功者になられるが、残念ながら晩期には連れ合いとも離れ、そして70前にしてクモ膜下出血で倒れ、もっともっとアグレッシブに活動されたかったか、はたまたスピードダウンされてゆったりとした生活をされたかったか、いずれにしても自分の思い通りにならぬ人生がしばらく続いたのはさぞ残念だったと思いいます。
でも、全力で生きられたことはまちがいなく。
最初に戻って、カツ代さんのレシピは一つもないので、「常識破りの肉じゃが」と「CM焼きそば」は作ってみたいですな。
特別な材料は使わなくて、早くて、安くて、旨い、は私の料理のモットーと同じ、もう一度新たなメニューに挑戦してみたくなりましたな。