おべんとうの時間 | |
阿部 了(写真),阿部 直美(文) | |
木楽舎 |
☆☆☆☆
阿部了・直美夫妻が綴る、ANA機内誌「翼の王国」の人気NO1エッセイ。
なぜかしら、ふしぎに、心あたたまる本である。
おべんとうの時間・・・・一人4ページ、
まずは、お弁当のもちぬしの全身写真と、大写しの主役、おべんとう。
次の見開きには、それを食べているところと、そしてべんとうにまつわるお話しが、
おべんとう同様にシンプルな構成だが、おべんとうの蓋をとるのが楽しみなように、
ページをめくるのにワクワクする。
人様のお弁当、それも、運動会とか遠足とかのハレの日のお弁当ではなく、
毎日、毎日の昼の食事として食べている、いたって飾気のない普段のおべんとうである。
仲間といっしょにおしゃべりしながら食べるお弁当。
仕事の合間に一人で食べるお弁当もあるが、
そこには、作り手の妻や母の想いが、そばにある。
ある損保の営業さんは、・・・「中身のことは何も言いません。うん、それはもう
言わないことにしている。もし嫌なことを言われたら、作らないよね、
やっぱり、弁当ってふたりして食べるものだと思うんです。
作る人と作ってもらう人のふたり。作ってくれる人の気持ちは伝わるから
ありがたいなぁと思います。そしたら、何も言えないです。」
愛妻弁当は、つまり愛情弁当なんですな。
39人、39個の、おべんとうが紹介されてます。
わたくしめも、今度の休みには、妻に愛情をこめておべんとうをつくり、
近くの公園にでも行って二人いっしょに、ゆっくり40番めを食べたくなりましたな。
11-09
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わたしもほぼ毎日お弁当つくって仕事に出かけています。この本、読んでみたくなりました。ご紹介ありがとうございます