ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

趣味(落語と本)の話と大好きなうどんを中心に、ごまめになってもいちょかみで幅広くお届け

第385回・上方落語の会

2018-05-10 22:32:46 | NHK上方落語の会
第385回・上方落語の会



鶴二さんは、「祝いのし」

落語のお友達がご一緒にとお誘いを・・・・。

お席は中央ながら、ほぼ2階席の15列目、
舞台は遥か彼方でしたな。

一、露の眞・・・・・・・・・・・「千早振る」

でてくるなり「男とちがいます」と、言い添えておかないと、
どちらやと疑問が渦巻くままに、落語が終わってしまってイケませんので・・・。

「崇徳院」といい、「千早振る」、「道灌」、昔の人は和歌が下地にあったんですな。


二、林家笑丸・・・・・・・・・「宿替え」

引っ越し先で、八寸の瓦釘を打つところからはじまり、
お向かいへ、そして釘を打ってしまったお隣へと、
その亭主のあほさ加減は、笑丸さんの独断場。

最後は、終わりかけたとみせて、更に続く、「明石飛脚」の手法。
二回繰り返して、三度目で落語は終わり・・・・・と、みせかけて

「うしろ面」の踊りを、NHKの「わろてんか」では、
藤井隆さんに指導したのは、笑丸さんとか・・・。

その笑丸さんの「うしろ面」の踊り、初めてみましたが、なかなかのもん、
ウクレレと何でもできる器用さと努力家なんですな。


三、笑福亭鶴二・・・・・・・「祝いのし」

よろしおますな。 鶴二さんの「祝いのし」
あとで、小佐田定雄さんが、喜六が先代の文枝さん、家主が六代目松鶴さんで、
面白かった、ホンマ良かったよ、と、絶賛されたと。

「祝いのし」は三代目春団治さんの十八番でしたが、
また新しい「祝いのし」が登場しましたで。

サゲは、「アワビ(おわび)の印 持ってきた貝(甲斐)がありました」と
新しい形・・・・18分、コンパクトまとめながら爆笑編でおます。
鶴二さん、また、聴いてみたみたいネタ、増えましたな。


四、桂あやめ・・・・・・・・・「恋する更年期」

おばさんが、若い彼氏ができて、友人にあれこれ惚気をいいながら
彼氏の思いに疑心暗鬼・・・。
、誕生日に高価なプレゼントをおねだりすると、
音信不通に・・・・・振られた思っていたら、外洋漁船に乗ってアルバイト
プレゼント資金をつくっていたのだと・・・・。

思わず、良かった、良かった、と思いきや・・・・オチは・・・・。お楽しみに。


五、桂米左・・・・・・・・・・・「持参金」

正統派、米朝一門の米左さんの「持参金」。
きっちりと、噺のおもしろさが、伝わってくる。


お腹の大きくなったおなごしを出入りの者の嫁へ、
今では、セクハラ、パワハラ、で訴えられそうな話ですな。

女性にはまこと失礼な噺ですが、
「金は天下の周りもの」とようできた落語でおますな。


六、桂雀三郎・・・・・・・・・「船弁慶」

夏の噺は沢山ありますが、上方らしいといえば、
この「船弁慶」と「次の御用日」そして「遊山船」あたりですか。

師匠の枝雀さんとはちょいと味付けの違う「船弁慶」。

この夏、あと何回、「船弁慶」と出会えますやら、
でもこれから、大阪の暑い夏の到来でおますな。


第385回・上方落語の会
2018年5月10日(木)
NHK大阪ホール

一、露の眞・・・・・・・・・・・「千早振る」
二、林家笑丸・・・・・・・・・「宿替え」
三、笑福亭鶴二・・・・・・・「祝いのし」
四、桂あやめ・・・・・・・・・「恋する更年期」
仲入り
五、桂米左・・・・・・・・・・・「持参金」
 六、桂雀三郎・・・・・・・・・「船弁慶」



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