ドラえもん短歌 (小学館文庫) | |
クリエーター情報なし | |
小学館 |
☆☆
私が好きな一首・・・。
ドラえもんが 好きだと言える人だった 羨ましくて にくらしかった
自転車で 君を家まで送ってた どこでもドアが なくてよかった
空港でチェックにかかり ポケットの中身を全部出すドラえもん
もう少し素直になれと言う上司 スネオになれと聞こえる私
妻の声スモールライトより効く みるみる内に小さくなる俺
どこでもドア会社の行き来に使いたい 大人の夢はそんなもんです
「ドラえもん短歌」とは、ドラえもんを題材に一般の人が応募した作品を、枡野浩一氏が選んだ短歌集。3600首の応募の中から、優秀作100首と300首ほどの全入選作品が掲載されている。
どれも、これも、微笑ましい作品でいっぱい。
それは、題材がドラえもんであるのではなく、ドラえもんが好きな人がつくる短歌であるから。
優しくて、ドラえもんの世界に、何でもドアで運んでくれる素敵な本でおます。
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