ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

趣味(落語と本)の話と大好きなうどんを中心に、ごまめになってもいちょかみで幅広くお届け

あいまいぼんやり語辞典~森山卓郎

2022-09-30 10:10:10 | 本の少し
 ☆☆☆☆

日本語ってほんまに二通り以上の解釈ができる「あいまいな語(表現)」がいっぱい。そんな言葉を集めた辞典、何気なく使っていますがその曖昧さに気が付きながらも、すり抜けて使ってるようでおます。

落語の「日和ちがい」に、八卦見の「降るよぉな天気じゃ ないわい」がありますが、「降るよぉな天気じゃ ないわい」そのままでは“晴れ”ですよね、でも「降るよぉな・天気じゃ ないわい」と間に一息入れると“雨”ですよね。

そんな風に言葉自体でも曖昧、色でも「草木が青々茂る」青は緑ですし。「空に広がる星雲」は灰色、「青あざ」は黒紫ですし、あの緑の信号を「青信号」と呼んでいます。見た目の意味だけでなくニュアンス的にも「青白い顔」「青ざめる」「青息吐息」は生気のなさ、「青二才」「青臭い意見」「青田買い」などは年が若い、未成熟、未発達を表している。
それでいて、「青い空」「青い海」などは清涼感をともなうイメージ。

青だけとっても、八方とは言いませんが十分三方美人はしてますな。

まあ、そんな風に言葉のあいまいさの辞書、読むだけでなるほどで、まあまあ、まずまず、そこそこ、役にたちますな。(この違い、気になりますな)







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