小沢昭一的新宿末廣亭十夜 | |
クリエーター情報なし | |
講談社 |
☆☆☆☆
平成十七年六月下席の十日間。新宿末広亭の寄席の高座に、
あの、小沢昭一さんが、上がられてそのときのおしゃべりがこの本に。
プログラムには「随談 小沢昭一」と、
出囃子はラジオ番組の「小沢昭一的こころ」のテーマ曲を三味線で。
昔の寄席のハナシ、思い出の噺家さんのハナシ、浅草のハナシ、
流行歌のハナシ、米朝さんのハナシ、赤線のハナシと色々の毎夜、
あれあやこれやと脱線しているようで、楽しくハナシを進めていかれる・・・
まさに「これぞ話芸!」、十日間連日、満員札止めに。
出演のお誘いをされたのが、柳家小三治師匠、あの方が今もやられる
長い、長い、マクラのルーツはここにありか・・・・。
そうそう、最後には毎日ハーモニカを吹いて、高座を降りられる。
読んでいるだけで、ワクワクするのだから、その場に居あわせた方は
至福の時だんたんでしょうな・・・・羨ましい。
名人の芸には、機会があれば、見逃しては、イケませんな。
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